それでもいいから
暗闇の中目を開けたよ。そしたらそこは暖かくて明るくて僕には眩しすぎる場所だったんだ。そこには僕の望む家族の形がいてね笑っていたんだ。つられるようにして僕も笑っていて、それに気づかないほどには幸せな時間だった。一度知ってしまったらもう忘れることが出来ないくらいに。僕はバカで単純だからさすぐに信じちゃうんだ。これが現実だって。違うのに。これは夢なのに。信じてはいけないのに僕はあっさりとその誘惑に負けて信じてしまう。現実から目を背けて理想に浸ってしまう。僕は馬鹿だ。僕は弱い。さぁ、もういい加減認めろよ。それがお前だよ。
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