第2話
人気者のクラスメイトがそこには立っていた。 彼女は、手紙を一枚渡して、自分の席に向かった。手紙を開くと、女の子らしい、なんともカラフルな手紙だった。だが、文字数は少なく、「ここに来て」と言う文字と、住所と、 番号?が書いてあった。
この番号が何かは住所の場所に行けばすぐわかった。
病院だ。
と言うことは、病室の番号だろうか。
迷っていても仕方ないので、その番号の病室に上がることにした。そこには、さっきまで学校にいたはずのクラスメイト・唯が ベットの上で宿題らしき物を、浮かない顔で記入していた。
僕は、こんにちは、と一言。
そして彼女は、来てくれてありがと。と、一言。
結果から言う。
彼女が僕を呼んだ理由は、シンプルにお礼だと言う。
感謝の言葉を伝えられた後、
普通の世間話をしていた。
と、その時、唯の部屋に入って来た看護師さんが、僕の顔を見つめる。
戸惑っていると、「ちょっと来てください!」と、言われ、手を引かれた。
数時間の診断が終わり、やっと診断の理由を、偉そうな人が話してくれた。
驚いた。
「君は菅原 唯 様のぴったし一日後に
死にます・・。」
と、一言。
菅原唯? 死ぬ?
何もかもが分からなかった。
1から説明してくださいと頼み、
医師は、話してくれた。
まず、菅原唯の事。
彼女は、重病にかかっており、6年前ほどに余命やく9年と告げられているらしい。
普通に計算すれば、彼女はあと3年ほどで亡くなることになる。
その現実が僕には人ごとには聞こえなかった。
なぜなら、僕は、彼女の1日後に死ぬからだ。
事実が告げられ、それから3日ほど、
僕は家から出なかった。
そんな僕を学校に戻したのは、唯の声だった。
なぜか、友達が出来たことのない、身内以外とは話せない僕にも、彼女だけには、平然と話すことができた。
「私の言うことを2つ聞きなさい。
1つ、学校に来なさい。
2つ、私と友達か、それ以上になりなさい」と。
その一言に、僕はなぜか従っていた。
次の日、久しぶりに学校に行き、
空気が違うことに気づいた。
周りの人の話題は、だいたい
クラス1の人気者であり、美少女と一緒に、クラス1の根暗男であり、友達0男が、行動を共にしていた。と言う、話題だった。
その日から、日常の変化に気づいたのだ。
僕は君が死んだ次の日に死ぬ @Seina0309
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