第130話 設定集

これにて4章完結です!今回の章は色々なことを詰め込みすぎて話がよくわからなくなっていた気もしますが、付き合ってくださった読者さまに感謝感激です……!

それでは恒例のステータスチェックをしましょう。


オオワダタケル

筋力:SSS

魔力:F

体力:S

技量:S+

経験:A

加護:【世界の加護ギフト

魔力不適合アンチマジック】魔力器官が存在しない

二律背反するものアンチノミーヴァッフェ】その身を傷つけられるのは兵器ヒトだけであり、兵器ヒトはその身を傷つけられない。

現身の輪廻オルタナティブウロボロス】次の彼が彼の死を待ち、役目を終えるその日まで、彼の概念は存在し続ける。


主人公のタケルくんです。今回で2つも能力が明らかになりましたね。厨二感満載の能力名でちょっと楽しくなっちゃいます。

1つ目の【二律背反するものアンチノミーヴァッフェ】については、これまでタケルくんが強力な打撃をくりだせていたり、耐久力が非常に高かった理由の能力になります。この能力は本質的には、技術の否定でして、高い技術力で作られた道具に対して非常に高い耐久力を持ちますが、生身の人間の攻撃や魔法に対してはそこまでの防御力を出せない仕様になっています。また、兵器と呼ばれる道具類に対しては脊髄反射で破壊行動をとってしまうデメリットもあったりしますが、彼が生まれた理由なので仕方ないですね。

2つ目の【現身の輪廻オルタナティブウロボロス】については、作中で死んでも死ななかった能力になっています。実は、本来タケルくんが死なない能力ではなくて、彼の能力(局地的に物理法則を捻じ曲げる1つ目の能力)そのものが消えることがないという能力なのですが、彼の後継者がいないので彼自身が復活する不死の能力として発現しています。もし今後タケルくんに赤ちゃんができたら普通にタケルくんは死んじゃいますね。現状クレハさんが最も彼の命を脅かす存在となっています。童貞も守れない男に何が護れるというんだッ!!!!

5章ではもう2つ能力が増えるかもしれませんが、1つは作中で何度か登場している主人公っぽい能力ですので、バレてしまっているかもしれません。

彼は今回、魔王を倒し魔法が生まれてしまった世界を救いましたが、まだ脅威は残っています。今後もタケルくんの活躍にご期待ください!


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ミリア・ネミディア

筋力:A

魔力:SSS

体力:A+

技量:SS

経験:S+

加護:【時間タイム】時間を司る魔力を有する

召喚サモン 】召喚を司る魔力を有する

固有空間マイルーム】自分の空間を有する


自称完全無欠超絶美少女のミリア様です。毎回ですが、彼女は結構負けますが、貢献度はめちゃくちゃ高いという不思議な立ち位置になっています。

1章から徐々にタケルくんに恋心を抱きながら、今回の話でやっと告白できましたが、タケル本人がそれを告白だと感じていないという素振りですので、なかったことにされてしまっています。可哀想。

作中で彼女が言う通り、この世界では加護ギフトが後天的に手に入ることはほとんどありませんが、自分の加護ギフトの使い方を再認識して強化されるということはあったりします。ミリア様は4章で【固有空間】の使い方を改めました。固有空間に魔力を溜め込むということについて、着想はリリちゃんが使っている宝具、不条理へ至る銀鍵レーヴァテインの全門開放から得ています。不条理へ至る銀鍵レーヴァテインは製造から今日に至るまで自然界の魔力を蓄えていて、自然界には属性系の魔力多いわけですが、ミリア様は自然界にない魔力を蓄えてしまっているので……続きは5章で!


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オカザキクレハ

筋力:A+

魔力:S

体力:S+

技量:SS

経験:SSS

加護:【鍛治スミス】 装備を錬成する

簡易錬成インスタントメイカー】即時錬成が可能

【理想の彼氏マイダーリン】愛する人は理想の王子様

ヒロイン兼お色気担当のクレハさんです。しかし、4章ではお色気シーンがなかったのであいでんてていの喪失による反動で宝具を作りました。嘘です。

宝具のことについて書いて思い出したのですが、タケルくん用に作った宝具の名前を作中で明らかにするのを忘れていました。設定集で明らかにするのは普通に舐めてる行為だと思いますが、とりあえず、今はこの場を借りて宝具紹介をしようと思います。申し訳ないです……


クレハさんが作った宝具は名前を形成す水アマノムラクモといいます。タケルくんが元から持っていた宝具が形成す炎クサナギだったので、それと同一の宝具というわけですね。日本神話では、八岐大蛇を倒した後、その尻尾から天叢雲剣が発見されたようですが、作中では八岐大蛇を倒したのが形成す水アマノムラクモということになっていて、因果が逆転してしまっています。


形成す水アマノムラクモは、外見はただの刀ですが、柄の部分に形成す炎クサナギをはめ込めるくぼみがあり、そこから魔力供給をする事で、自動で魔法が発動する仕組みになっています。そのため、魔力を扱えないタケルくんでも魔法が使えたという事ですね。魔法石から魔法石へ魔力を移す技術は王様が用意してくれた家のロック機能(一般にある魔力を吸収できるように複数の魔法石によるフィルターを作り、そこで吸収されない固有加護の魔力を登録して鍵とする機能)から得ていて、魔力が通ると勝手に加護ギフトが発動する技術については、この世界では一般的なスイッチを押したら魔法が発動して明かりがつくというタケルくんが使えないあのシステムを使っています。


これは製作裏話になってしまうのですが、私は世代的にREBORNのボックス兵器にときめいていた人なので、指輪を押し込んで能力を発動させるという仕組みを絶対にやろう!と決めていたので、お洒落な魔法の発動方法になっています。


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フジミヤアイリ

筋力:E

魔力:A+

体力:C

技量:A+

経験:B

加護:【感覚操作センスコントローラー】感覚を操作する

支配ドミネイト】あらゆるものを支配する

おはようじょ。著者の中で一番のヒロインアイリちゃんです。彼女は今回の話でフクダさん(めっちゃ強い人)を倒すほど強くなりました。

1つ目に【感覚操作】。こちらは自分の感覚を操作して、感覚を一極集中させることができる加護ギフトですが、感覚を弱めること自体はリスクなしですることができていました。しかし、減った分の感覚がなくなったわけではなく、ありもしない感覚(第六感)に自動的に感覚が移されていることを、3章の終わり(アンノウンの人に捕まって、一瞬先のタケルが拳銃を見たことで暴走して自分を殺すビジョンを見たあのシーン)で気づきます。本格的にその能力をつかったのが4章でした。一時的に体の感覚ほとんどを失いますが、一瞬先の未来を見続けることができます。

2つ目に【支配】。彼女の【支配】は自己の支配に特化しています。【支配】を発動している間は、まるで第三者視点から、ゲームのキャラクターを動かすかのように自分を思いのままに動かすことができます。なので、平衡感覚を失ったとしても、普通に歩けます。また、こちらが本命の能力ですが、触れたものを自分の体の延長として支配することもできて、空間に固定することができます。こちらはあまりに強力な能力なので、物語が本当に最後の方で明らかにしようかとも思っていたのですが、今回の話で明らかにしました。

魔力自体そこまで高くないので、【感覚操作】+【支配】の連続使用は持って30分程度ですが、その間彼女はマリオのスター状態も同じ(死なないし触れたら相手が死ぬ)ですので中々できる能力だと思います。時間稼がれたら普通に負けなので、リリのような長射程から永遠攻められたり、タケルのようにそもそも死なないとかの相手には分が悪いです。


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シャーリー・リデル(リリ)

筋力:C

魔力:SSS

体力:S

技量:S

経験:S

加護: 【召喚サモン】召喚を司る魔力を有する

サンダー】雷の魔力を有する

不思議の国の扉ワンダードア】任意の位置に扉を出現させることができる


おはようじょ。みんなのアイドルリリちゃんだよ〜!そんなキャラだったか?それはさておき、あまり活躍のなかったリリちゃんです。次の話では彼女に見せ場を用意したいですね。

リリちゃんの宝具についてですが、度々現れる炎の杖は宝具の本体です。実はあの鍵は箱、なんですよね。なので、本当なら不条理へ至る銀鍵レーヴァテインとするのはおかしいのかもしれませんが、大目に見てやってください。


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王様(???)

筋力:A

魔力:SS

体力:S

技量:SS

経験:SSS

加護: 【無効ヴォイド


『トウキョウ』の王様です。何気に能力初公開かもしれません。とっても長生きしてます。彼の能力の本質は自己否定で、【無効】によって自分の行動をなかったことにしています。なので、歳を取らずに今まで生きているということですね。

彼の正体は、一応社会の教科書に載っている人なのですが、分かった人いるでしょうか? 大規模な伝染病がヨーロッパで流行った頃の、金ピカが好きな男性(原初の魔法使い)から愛情を注がれていた、演じることがお仕事の人だったりします。

因みに、金ピカが大好きな男性さんはああ見えて神の子孫からの血筋があるので、天照大御神にあやかって【光】の加護ギフトを手に入れて世界を救ったのですが、この話をする機会が作中なさそうなので、ここで話しちゃいます!ひっそりと書いたので気付かれないかもしれないですね。




◯用語・設定(追加分あり)

魔力……空気中に存在する奇跡の力が込められた物質です。空気中に微小な割合で存在する魔力ですが、その内訳は殆どが【雷】【水】などの属性系の魔力でして、属性系以外の加護ギフトは魔力を使うために一度魔力器官によって自分の持つ種類の魔力に変換する必要があります。魔力の種類違いは同位体をイメージしていただきたいです。


加護……いわゆる、魔法やスキルなどといったものです。ステータス欄での加護の中には、魔力を使って発動する能力であったり、魔力を使うことはないが持っている能力がざっくりかかれることになります。


宝具……クレハの一族が作る強い武器。すごく強い。


国、ギルド……自治体の一般名称。大規模なものは国、小規模なものはギルドとなっています。県=国、市区町村=ギルドみたいな捉え方でいいと思います。ただし県の中に市区町村は入ってこないものとする。

(どうにか日本舞台でギルドって言葉が使いたかったんです!ややこしくてすいません)


王……魔力が高く、自分の加護について非常に精通している人に冠される称号のようなもの。精通した加護ごとに〇〇王というようにつけていくつもりです。


魔王因子……闇魔法と呼ばれる危ない加護たちのこと。


魔法石、魔力器官……魔力の変換装置。空気中のよくわからない魔力たちを、その石や器官特有の魔力に変換し加護を発動させることができる。モンスターは体に魔法石が入っているために加護を使うことができて、人間は体に魔力器官が備わっているので加護が使える。加護が使えるとかいっているが、その使う感覚を分かっていないと使うことができない(タケルは使い方がわからないので使えない)


固有加護……その人だけが持っている加護。無属性……なんでもないです。一般的な加護でも人によって千差万別なのですが、固有加護はもっと違います。クレハの【理想の彼氏マイダーリン】、ミリアの【固有空間マイルーム】、リリの【不思議の国の扉ワンダードア】あたりがこれです。

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