第218話 『ティエラ(ブラスアンサンブルと打楽器のための)』 シベリウス

 シベ先生の書いたブラスの作品では、一番知られているはずの作品です。


 ただ、やましんは、CDで聞くだけで、実際に演奏されたのは、聞いたことないです。


 名前の由来は、『カレワラ』から出ているということであります。


 英雄レミンカイネンの、幼友達ということ。


 1899年の作品とのことでありますが、どこがどのように、ティエラさんなのかは、いやー、わからないです。


 4分ちょとくらいの長さで、二部構成。


 前半は、ゆったり、やや、暗めで、あえて言えば、ワーグナーさん的な雰囲気も、ないとは言えないですが、後半は、『ブラスですよ〰️〰️〰️〰️❗』という感じの行進曲になります。


 いかにも、若き時代のシベ先生らしい音楽。


 もしかしたら、同じ頃書かれた『新聞祝典音楽』(『フィンランディア』の原作がある作品です。)と絡んで書かれたのかもしれないとのこと。


 当時フィンランドでは、独特な編成の金管七重奏がさかんだったのだそうであります。


 『序曲ヘ短調』、という作品は、シベリウス先生のブラスアンサンブル作品としては、かなり大きな作品で、8分以上かかる。


 シベ先生の作品で、ブラスの作品は、決して主要な分野ではないですが、貴重品だと思います。


 現在は、CDで聞くことができる、ありがたい時代になりました。(スウェーデンのBISレーベルから、作品全集が出ています。その解説参照。ブラス曲は、第9巻に収録されています。)



 ・・・・・・・うき  📯🎺🎷 うき・・・・・・・・・・・・・・・


 


 


 

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