第178話 『鳥の歌』 クレマン・ジャヌカン

 寝ると、毎度、悪夢に苦しみそうなので、楽しい音楽を聞きながら、寝てみましょう。


 ルネサンス期のお歌の中でも、今日までも、スッゴい人気を保っている傑作。


 まあ、日本で言えば、『筑波山麓合唱団』みたいなかんじですね。


 まず、基本的な旋律線が、ちょとかげりがある、楽しくて分かりやすいもの。


 こうした、ちょっとした『かげり』が、近代のフランス音楽まで持ち込まれていると考えるのは、いささか、行きすぎかな?


 そこに、鳥さんたちの鳴き声を嵌め込んで行くのですが、ま、これが、まことに、面白いです。


 もっとも、なかなか実際歌うのは、至難の技と見た‼️


 クレマン・ジャヌカン先生(1485年ころ~1558年)は、『シャンソン』と言われる分野の作曲家として名高い方です。


 200曲以上の作品が残されているのだそうでありますが、こうした作品を楽しんだのは、上流市民階層や、宮廷のかたたちだったとか。


 まだ、産まれてきても、無事生き残る確率は低く、人生、総じて、それほど長くなかった時代でありましょうけれども、こうした作品を聞くと、楽しみを生み出す力というものは、スッゴいものですねぇ。



 ・・・・・・・うき 🐔🐣 🐓 🐥 🎶🐦 うき・・・・・・・・

 

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