第177話 『ホルン協奏曲変ホ長調 MurrayC40』 ロセッティ
アントニオ・ロセッティさま(1750~1792)は、本来ボヘミアのお生まれで、御本名はフランチシェク・アントニーン・レスレルさまとおっしゃるらしいのですが、いつのころからか、イタリア風のお名前を使うようになっていたようです。
アメリカの音楽学者さんの、スターリング・マリーさまにより1996年に作品目録が出版されたのだそうで、この番号は、マリーさまによって付けられたモノなのでしょう。
他に、カウル様による、Kaul 番号とういうのもあり(器楽曲のみ)、手元のCDには、その両方が印刷されています。
現在は、RWV番号と言うものが、国際ロセッティ協会で付けられているんだとか。
やましんのこのCDは、2002年に出たモノなので、まだその番号は表示されていないようです。
まあ、しかし、こうした分類は、実は大変大切なのですが、モーツアルト先生のケッヒェル番号の様なポピュラリティ-は、ロセッティ様には、たぶん、まだありません。
それでも、42歳までしか生きられなかった方にしては、多作家で、交響曲も40曲以上あると言い、ロセッティ先生作曲のレクイエムは、モーツアルト先生の死去にあたって演奏されたのだとも言いますから、なかなかの人物だったに違いありません。
このホルン協奏曲は、大変に良い音楽でありまして、うきうきな『第1楽章』に続く『第2楽章』が、ちょと、モー先生の『K.467番』のピアノ協奏曲の『第2楽章』っぽい趣があり(これ、有名な音楽です。日本題名『短くも美しく燃え』の映画音楽に使われた曲です。)丁度よいくらいに、じゅわじゅわです。
さらに、『第3楽章』が、やましん好みの、大変良い姿の音楽で(つまり、音楽を『ゲシュタルト』として表現した場合にですね、やましんの好みの方の『姿』だということで・・・あ、あまり言うとおかしくなるから・・・)ありまして、いやあ、これは、良いですなあ。うん、うん。
このCDにはホルン協奏曲が4曲入っておりまして、これらの作品が、も~先生の『ホルン協奏曲』のモデルになっていたんじゃないか、という指摘もあるのだそうで、そのくらいよく出来ております。(ARTENOVA 74321 92764 2 ソロは、有名なバボラークさま。)
ホルン吹きさんには、有名な曲なのかも知れないですが。
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