第175話 『ザンパ序曲』 エロール

 エロール様(エロルド 1791~1833)はフランスの作曲家さんです。


 歌劇『ザンパ』の作曲者として、今は知られています。


 と、いいましても、この歌劇全体を、やましんは、まだ、聞いたことはございません。


 もっぱら、序曲のみです。


 ただし、フランス・イタリアあたりでは、今なお人気があるとのこと。


 さらに言いますと、この『序曲』は、例によって、かってNHK・FMさまの、昼間のクラシック音楽番組のテーマ音楽として使われていたため、やましんは、高校生時代の入院中などに(1年生と2年生のときは、夏休み中、しっかっり入院してました。)じっくりと(ただし、同じところばかり)聞かされていたわけです。


 エロール様は、音楽家のお父様をもちますが、息子が音楽家になることに反対だったようで(そういうお話が多いんですねぇ。音楽家と言うのは、大変、大変な職業だったわけですなあ。)、お父上が亡くなった後、自由が効くようになり、パリ音楽院に入学(いやあ・・これ自体がすごいことですが・・・)、ルイ・アダンさま(『ジゼル』で名高いアドルフ・アダンさんのお父様。)大家メユールさまなどに教えられ、めでたく『ローマ大賞』をとり(これは、すっごいことでした。ベルリオーズ先生は何どもこれに挑んだけれど、ケルビーニ先生に嫌われていて、邪魔されて、なかなか取れなかったとか。上司や教師に嫌われると、まあ、なにかとやっかいではありますよね。自信があって、気にしなければ、別ですが。)


 いずれ、こいつは、『うきうき』な、楽しい、良い音楽です。


 最近あまり聞かない気がするけれど、ちょと、もったいないかも。



 ********** うき ⛵ 🚢 🚢 ⛵ うき **********





 



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