第148話 『混声合唱とピアノのための組曲 「都会」』 中田喜直
やましんが、合唱団で最初に歌ったのが、この曲です。
しかし、これは中田先生の合唱作品中、おそらくは最高傑作のひとつで、そう簡単に、しろとがすいすいと歌えるものでもないです。
しかし、まあ、ちょうどその時期は合唱コンクールの間近で、人手が必要だったこともありますが、よくもまあ、音楽好きとは言え、経験のないやましんを、すっと入れてもらえて、しかも、すぐにコンクルに出していただけたものだと、感心するくらいです。
やましんは、声の質はそう悪くないと思いますが、声量が小さいので、あまり邪魔にはならないという利点(うそつけ!邪魔だろ!)があったからでしょうか。
それにしても、この合唱曲は、戦後、新しい日本の、良きにつけ、そうじゃないとこにつけ、シンボルのような感じの傑作であります。
美しくもあり、いささか複雑でもあり、多少ニヒルな部分もあり、新しくもあり、でも、どこか懐かしくもあり、楽しくもあり、苦しくもあり、まあ、いろんな要素が含まれている感じがします。
現在でも、音楽として、けっして古くないことだけは、事実です。
作曲されたのは、1966年。
1970年の大阪万国博覧会の少し前です。
やましん、当時のテレビで、『万博』というものが計画されて、大阪で大工事が進んでいます・・・という白黒テレビのニュースを見ていた覚えがあります。
たくさんの建設機械が、忙しく動き回っているような映像だったような。
実際の『万博』には、お弁当持参で、親戚筋のお家から、1週間近く、毎日通ったように思います。
新しい『大阪万博』で、また、あのような、凄まじいエネルギーが放出されまくりの光景が、再現されるのか、それとも、もっと落ち着いた、成熟したものになるのか?
大変、興味深いところですが、果たして自分が、それまで存在してるかどうかは、怪しいところですな。
作詞は、岩谷時子さま。
この詩もまた、名作です。
きょうは、久しぶりに人前で笛を吹きました。
人前で何かをすると言うのは、大変に、難しいことです。
なんとか、きょうは、精いっぱいに、こなしましたが、くたくたです。
これじゃあ、お給料いただくようなお仕事は、もう、やはり無理でしょうね・・・。
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