第144話 『真夏の夜の夢』 メンデルスゾーン
そもそも、やましんにこの曲のことを書く『資格』はないのですが、とはいっても、資格を取る場所もないので、まあ、そこはお許しください。
だいたい、英語がわかんなきゃ、どもならないだろう。
というわけです。
とはいえ、こんなすごいものをほっとくのも、勿体ない。
『序曲』作品21は、もともと単独で書かれたもので、1826年の作品とか。
まてまて、メンデ先生は1809年のお生まれですよね。
つまり、この作品は、17歳ころのものですなあ。
後年、ちょっと手は加えたらしくも聞きますが、さすがはモーツアルト先生の再来と言われた人だけのことはあります。
17歳でこんな音楽書いたら、そりゃあ、大変だあ・・・・・
この曲を聞いた、時の国王様が、あまりに素晴らしい、と感激し、続きを書くように、命令したらしい・・・
そこで書かれたのが、続きの劇音楽。(1843年)
12曲が付けられ、これは現在CDで、わりとお手軽に聞くことができます。
しかし、今、やましんが書きながら聞いているのは、劇そのものと、メンデ先生の音楽が録音されたカセットテープです。(NC5041/5042)
指揮は、ハイメ・ラレードさま。スコティッシュ室内管弦楽団。
役者さん、歌手さん、合唱団のみなさん、多数。
これは、イギリス、ニンバス・レーベルから昔出ていたもので、おそらくはCDもあるはずだと思ったのですが、只今、ざっとネット上を見たところ、意外とすぐにはみつからないです。
まあ、確かに言葉の問題はあるけれど、やっぱり、役者さんのセリフが入ると、雰囲気抜群です。
ちょっと遠近感を取って見たり、舞台上(スタジオ?)の響きが、ふわっと伝わってきたり(人工かも?)、結構、手が込んでます。
また、劇音楽全部を、音楽だけで聴くと、いささか、ぶつぎれに聞こえてしまうものが、自然につながってゆくので、そこはやはり雰囲気出ます。
DVDなどで、劇そのものを音楽付きで見ることが出来れば、それもまた、それに越したことはないかもしれませんが、やましんこのごろ、テレビの画面を見るのがいささかつらくなってきたので(小さいテレビさんですからね・・・細かい文字とかが見えなくなって来ましたので。)
それにしても、メンデ先生の音楽は、良くできてます。
『スケルツォ』は、フルートが活躍する曲ですが、通して吹くのは、実際、なかなか大変です。
ソプラノ・メゾソプラノと合唱の『舌先裂けたまだら蛇』は、大変美しい。
『間奏曲』『夜想曲』は有名どころですが、じゅわじゅわな良い音楽です。
なんといっても、一番有名なのは『結婚行進曲』です。
『真夏の夜の夢(夏の夜の夢)』は思い浮かばなくても、この曲自体を聞いたことのない方は、東洋のこの日本でも、少ない側になるんじゃないかと・・・・・
『超・有名曲』さんですよね。
また、実際、こんな、『うきうき兼じゅわじゅわ』音楽は、西洋音楽史上でも、屈指の貴重な傑作です。きっと。
先ほどの『舌先・・・・』もそうですが、普段聞くバージョンには入らない小さな曲で、あなたが『どきっ!!』 とするものが、あるかもしれない!
劇付き版の弱点は、時間がかかる事。
この、カセットテープは、二本組で、1時間53分。
中古などでみつけて、その気になったら、ぜひどうぞ!
ま、じっくりと楽しめます。
************うき 🏇🐤🐍 うき ************
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