第140話 『四大元素』 ルベル
バロック時代の超前衛音楽。
冒頭の『カオス』では、いわゆる『教会旋法』にふくまれているすべての音を全楽器のトゥッティで演奏してしまう(やましん、楽譜も見てないし、ここがいささか理解しにくい。ようは二度離れた音を弾けるだけ全部弾いちゃう。ピアノの鍵盤を腕で全部弾いちゃう。みたいな感じかな。)・・・もちろん、凄まじい不協和音になりますが・・・という離れ業から始まります。
こりゃあもちろん、高校の倫理社会科の教科書に出てた、ギリシャの四元素(火・空気・水・土)によって、この世は出来ているのだあ~~~!というあたりに遡って行く、難しい哲学とか、思想とか、物理学の源流あたりにまでお話が遡りそうな、深遠なテーマであります。
高校時代を思い出すと、エンペドクレスさんとか、アリストテレスさんとかありましたね。
四元素を成立させる『熱。冷。湿。乾。』、四元素は具体的なモノじゃあなくて、様相なのである・・・・もうわからないぞ・・・・。
やましんはギリシャ哲学にも歯が立たない、あほなのだ!
万物の根源はなにか?
ここに、アナクシマンドロスさんとか、アナクシメネスさんとかが登場。
うんうん、たしかにそんなお名前があったなあ・・・・
この万物の根源を『アルケー』というのだ。
タレースさんは『水』であると言い、アナクシメネスさんは『空気』であるといい、クセノパネスさんは『土』と言い、ヘラクレイトスさんは『火』であると言いました。(現役の方は別として、遥か昔に学校に行った方、ちょっと思い出しましたか・・・・?)
そこにエンペドクレスさんが現れ、アルケーは『火、空気、水、地』であると四元素説を唱えたのどあ~~~~!!
これらがくっついたり離れたりして、この世の事象が形成されるのです。
やがて、プラトンさんが登場。これらの元素は、分解可能で、相互転換もする、と。
ややや、こうなると、核分裂をも示唆してるような・・・・・
四元素と正多面体5種がさまざまな物質を形作るのだとか。
プラトンさん、実際にそれを見たのかい?
で、アリストテレスさんが登場。
プラトン先生が言う通り、四元素は相互転換し、『火、空気、水、土』は単純物体で、他の物体は、これらによって構成されているのだ、と。
『熱・冷』『湿・乾』なる反対の性質によって、いろんな元素が現れるんだとか・・・・もうこのあたりは、やましんの頭じゃ無理だ。
こうしたものが発展し、医学、錬金術、哲学、天文学、いろんなところにつながっていったらしい・・・。
まあ、19世紀から20世紀になると、『科学』という分野が成長してきて、現在に至る、と。
しかし、あと1000年くらいしたら、今の時代の科学は、古代の妄想くらいになってるかも。『ま、当たってるところも、まあ、あるけどねぇ~~~~』くらいに。
あ、やましんは、このあたり全く門外漢なので、間違いがありましたらお許しください。(あんた社会科の教員免許もってたろ*****とっくに消滅いたしました。)
で、このルベルさん(1666~1747)の作品は、本来『バレー音楽』なんだそうであります。全部で11の部分から構成されているような。
冒頭で度肝を抜かれるのですが、その後の音楽も、なんだか随分と個性的です。
いや~~~、面白いです。
バロック時代は、大変仰天するような作品が書かれた時代でもあり、マラン・マレ先生の『膀胱結石手術図』なんていう、恐ろしいものもあります。
こあ~~~~~~~~~~~!!!!!
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