第137話 『シャンパンギャロップ』 ロンビ
フランスの『ヨハン・シュトラウス』が、『スケーターズ・ワルツ』を書いたワルトトイフェルさんならば、北欧の『ヨハン・シュトラウス』といわれるのが、このハンス・クリスチャン・ロンビさんであります。(1810~1874)
もちろん、あの『チボリ公園』の楽長さんであり、専属の作曲家さんでもあり、沢山の作品を作ったのです。
お生まれは、1810年5月2日、コペンハーゲン。
やがてお父様の都合で、オーデンセに移動。
1805年には、この地で、あのアンデルセン(アンナセン)さんが生まれています。
ロンビ先生は、ここで音楽の教育を受け始めたようであります。
トランペットの演奏で名を上げ始め、19歳でコペンハーゲンに戻ったとのこと。
ウイーンで活躍していた、ヨハン・シュトラウス1世さんや、ヨーゼフ・ランナーさんの活動に影響を受け、1840年に、コペンハーゲンのホテルで、最初のご自分の演奏会を開き、スカンジナビア方面に初めて、本格的にこの種の音楽を持ち込んだようであります。
そうして、1843年から1872年まで、チボリ公園の舞台で大活躍したというわけです。(チボリ自体が1843年8月15日の開園。)
ロンビ先生(ルンビーさん、とかも言われますが・・・)の看板曲がこの1845年のチボリ公園のお誕生日の為に書かれたと言う、『シャンパンギャロップ第1番』(のちに、さらに3曲『シャンパンギャロップ』を書いたのだそうな。)であります。
まあ、こうした曲に、理屈をつけるのは、演奏家の方だけでよい気はいたします。まずは、楽しい音楽です。
なお、『コペンハーゲン蒸気機関車ギャロップ』なんて曲も有名曲。
また、やましんは、『幻想曲、夢の絵』というお名前の曲がお気に入りです。
なあんとも、じゅわじゅわな朝のような音楽で始まり、ちょと、この世とは別の世界のような雰囲気を楽しませてくださいます。(いささか、オーストリアの高いお山方面風なところもあり。コペンハーゲンの方から見たら、実際、南の夢の国だったかも。)
まあ、つまり、それが『チボリ公園』なのでしょうけれど。(残念ながら、行ったことないです。生きてるうちに北欧諸国を回りたかったんですけど、どうやら、それこそ、夢のままで終わりそうです。
********** うき 👼 ⛪⛅ 👼 うき **********
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます