第99話 『ペルシャの市場にて』 ケテルピー

 現在はどうか存じませんが、やましんが子どもの時代には、小学校の観賞教材として、たいへん重宝されていましたし、『家庭名曲集』といったレコード(CDじゃなくて、レコードですよ。)には、もれなく入っているという、しかも、常に、その『顔』となる、この分野の『王様』とも、言うべき、まさに『名曲』でありました。


 しかし、やましんにとっていっそう重要だったのは、小学校1年生だったのか、2年生だったのかは、はっきりしませんけど、家にあった、二種類のレコードを聞いたところ、同じ曲なのに、あちこち違いがある‼️ということを発見してしまた、ということでありました。


 これが、おこずかい全部を、レコードにつぎ込む発端だった・・・・というのは、いささか早計ですが、(なにせ、おこずかいは10円の時代です。レコードは、2000円はしましたからね。)やがて、お給料の大部分をつぎ込むきっかけでは、ありましたでしょうね。


 ま、そういう意味合いからしたら、この曲などは、結構な、罪作りな音楽だったわけですな。


 ケテルピーさんの曲では、『中国の寺院の庭にて』という曲のほうが、どちらかと言えば、やましんは好きです。


 たいへん、その、幻想的な雰囲気が、たまらなく、良いです。




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