第5話 困難

そこからはずっと自分との闘いでした。振り返ってみても、私の生涯の中で最も困難な闘いであったと思います。先生は私に電波を送ってくれます。何度も何度でもです。私もどうにか私自身にある電波を動かすことができないかと思い巡らしていました。『縺ゥ縺?°縺九∩繧医◎縺ョ縺薙%繧阪≧縺斐°縺励◆縺セ縺』とか、『縺ゥ縺?°蜈育函縺ォ縺薙?豌玲戟縺。螻翫″縺セ縺吶h縺?↓』とか願ってみたのですがなかなかこの私の身体を動かすことができないんですね。それで私はともかく一生懸命いろんな気持ちを私の身体全体に行き渡るように心がけて、ともかく毎日毎日、色々な言葉をつぶやいたのでした。本当に夜空の星のように、無数の言葉を作っては祈り、作っては祈りました。どうかこの私の身体よ、応えてくれ。そう祈る気持ちでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る