強くなりたい
ソラ
第1話
それは2歳の頃から始まった。
当時貸家に住んでいた。
駐車場の土に石で絵を描く ソラ。
そこへよくお隣のおにいちゃんがやってくる。
お隣のおにいちゃんには足の不自由な弟がいて誰にでも優しくて面倒見がいいと評判なおにいちゃんだ。
さぞかし親も誇らしかっただろう。
ソラの親も「本当にいいおにいちゃんね。ソラも見習いなさい」とよく言ってきた。
大人ってなんで気が付かないんだろう
ソラは赤ん坊の頃から祖母に連れられて
新幹線で祖母の故郷へ親無しで何泊もしに行ったり他人と触れ合うことが多く馴れていたのか
二歳にもなると聞き分けもよくしっかりしていたみたいで
1人で家の周りで遊んだりするのも馴れていた。
ま、おにいちゃんがよくソラのところに来てくれてたから
安心してほったらかしてたのもあるよね。
おにいちゃんってね
ソラがしゃがんで絵を描いたりしてるときに
なにしてるの?って目の前にしゃがんできて
周りきょろきょろしながらソラのあそこ触ってくるんだよ
パンツの上からだったからまだましか。
触ったあとの手を臭い嗅いだり嗅がせてきたりするの。
でね、おにいちゃんが帰り際に毎回言うの。
お父さんとお母さんには内緒だよ!絶対言っちゃダメだからね!!
ソラが3歳になると妹もでき、妹が歩くようになるとソラと二人で遊ぶようになる。
当然外で遊んでいるとおにいちゃんが時々やってきて
ある時妹のまで触ったのでまだ意味もわかってなかったけれど、
何故か妹までこんなことさせたくないって思って自分に触るようおにいちゃんに導かせていた。
そして毎回
「お父さんとお母さんには言っちゃダメだよ。」
ソラからも妹に
「言ったら怒られるから絶対内緒だよ」って口止めしていた。
ソラの親は厳しくてすぐ怒る。
だからお父さんとお母さんに言っちゃダメ=悪いこと=怒られること。だと思っていたから絶対に言わなかった。
おにいちゃんは触っているとき毎回「きもちい?」って聞いてくる。
もちろん痛いわけでもないから「うん」って答えてた。
この頃ソラはオナニーを覚える。
おにいちゃんとの秘密の関係は
ソラが小学校上がるまで続いて
その頃高校生か大学生くらいになっていたおにいちゃんはきっと遊びが忙しくなったり彼女でも出来たんだろう
見た目はヤンキー系な人だったから勉強で忙しくなったわけではないと思う
強くなりたい ソラ @okaisora
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。強くなりたいの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
今この時の出逢い最新/れなれな(水木レナ)
★12 エッセイ・ノンフィクション 連載中 25話
生きていたくなかった/雨宮 ナノ
★3 エッセイ・ノンフィクション 完結済 17話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます