第7話キスは突然に

僕が別荘に案内されると可愛いお嬢様が出迎えてくれた。


「会いたかったわ、ダーリン」

「僕もだよ、ハニー」


僕は無事、幼なじみの美少女である白木美鈴と再会できた。白木美鈴は美少女になっていた。小学校の頃は、大人しい美少女だったのに。


――胸も大きい。


「会いたかった。入って」


そこで、僕は由香を紹介した。


「こちらは……」

「由香です」


「えっと…ダーリンのなに?」

「ダーリン!あははっ!」


由香は笑った。

それも豪快に――


「由香さん、やめて下さいよ」

「君は黙っていろ!これは面白くなってきた」


由香の事は今はどうでもいい。


僕は、そのままリビングへ向かうと、そのままハグしたまま二階へと上がった。そこで黒川優奈先輩と遭遇した。


黒川先輩はポニーテールの髪形をしており真っ赤なドレスを身に包んでいる。同年代だろうか――いや、1つ上の先輩だろう。


僕は軽く会釈した!


「どうも!」


「ごゆっくりして下さいね。白木、お客様にお水を出しなさいな」

「す、すみません」


途端にハグを解除し、そのまま応接間へと向かう。


すると、黒川優奈は僕の襟首を掴み上げると乱暴に唇へと自分の唇を押し当ててきた。突然の事で動揺してしまう。


――キス。


それも生まれて初めての濃厚なキスだった。


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