第30話:婚活パーティと就職口の増加作戦(202604-202606)
翌日、海津は事務所に帰り婚活パーティーの募集の草案を練って今までの創造社と市の活動と移住者増加の歴史を書いた。婚活パーティーは原則、18以上~30歳代までで1回30人ずつで行う様にして開催回数を多くするこ事にした。県外から参加の女性には交通費2万円宿泊費2万円の合計3万円を補助する事にした。創造社の中で移住してきた、未婚女性、水戸さんと、瀬戸さんに、この地区の女性の移住相談窓口になってもらう様にお願いし了解してもらった。
次に全体の移住の責任者として創造社の山田部長にお願いし今後の婚活パーティーの企画、補助金の送付、予算管理の全てを担当してもらう事にした。つまり創造社では道の駅事業、飲食関連事業、レンタルオフィス事業、温泉センター事業と移住支援事業と5本柱で事業を展開して行く事になった。収益を出せる事業と赤字になる事業があるが、この地域、若い移住者、起業家の支援事業で収益をプラスに維持する事を目標に行動していくことになる。
婚活パーティーは4月、6月、9月、11月の年4回、企画して、女性募集人数、
1回30人の補助金3万円、年間360万円、広告宣伝、通信費用40万円、食事代、会場費300万円、合計700万円。実際に移住し、こちらで結婚した人のインタビュー大家族で移住してきた人のインタビューなどプライバシー注意して使わせていただく事を考えた。また広告宣伝費は東京のI、Uターンセンターでの広告宣伝の出張費も含めて考えている。起業家の支援事業については、信金にお願いする。
山陰創造社で、移住者の仕事を正社員50名と女性パート、アルバイトで50人の
合計100人、受け入れたが2018~2021の4年間で440人の移住者を受け入れたうちの23%程度しかない。今後受け入れるために新しい事業を考えて人を受け入れていかなければ就職先の問題が出てくることが予想された。ネット社会の今、海津は、やはりネット関連の事業を考えた方が良さそうだと考えた。
ここは、ソフト会社の宮城さんに連絡して話を聞くことにした。数日後、海津は、宮城さんのオフィスをたずねて新しいネット関連事業についてどんなニーズが、あるか単刀直入にたずねた。すると儲けは少ないがホームページ管理、受付、通販のコールセンター、外国語翻訳、パンフレット、観光案内、企業案内の作成などネット企業の下請け事業などが考えられると教えてくれた。
ただ、時間的に9時~5時と言うよりも、夜間、深夜、早朝、24時間体制と時間的には、かなり厳しい、その割に単価が低いので、パート、アルバイト向けだろうねと言うのだった。具体的に事業案を聞いてみると、外国語翻訳、データ入力、深夜のコールセンターの委託事業、ソフトウェア企業の下請け計算処理など単純でめんどうな仕事。夜型の若者には良いが中高年には厳しいし従業員の送迎、移動の問題があるよと言われた。
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