第29話:嫁さん探し大作戦(202601-202606)

 2025年、年が明け、新年の挨拶で市長に面会した。そこ席で、市長が地方移住者やUターンする若者が増えてきたので地元で婚活パーティーなどイベントを積極的に開催して欲しいと言われた。そこで、駅前のデパートと第二道の駅のレストラン、喫茶店、居酒屋を開場にして若者達(40才以下)の婚活事業を考えることにした。

 ふとひらめいたのがレンタルオフィスにいる若い未婚の男性が多い事だった。そこでソフト会社の宮城さんに面会の約束をとり、数日後、デパートの喫茶店で待ち合わせて、海津と山田さんと創造社の独身女性2名を含め5人で話し合う事にした。最初に海津が、みなさんのおかげで山陰のこの地に多くの若者が集まるようになった。


 更に、この地域の将来を考えて婚活の事業を積極的に行いたいと思うので、多くの

意見を聞いて婚活事業を進めていきたいので宜しくお願いしますと言った。宮城さんが対象年齢はと言うので一応40才までとしたというと山田さんが男性は50才までにした方が良いのではないかと言った。ちなみに女性は年齢制限を設けない方が良いと付け加えた。参加した女性からも、その方が良いと言った。次に男性40才までで、区切った場合の男女比は、現在で、約、男5:女1の比率。と言う事は婚活事業では、どうやって日本中の未婚女性をこの地域の婚活パーティーに集めるかと言う事に焦点が絞られる。これについての意見を求めると宮城さんがネットオフィスの男性達は、未婚だが彼女がいる男が多分半分以上いるはずだと言った。


 そっちの方が確率が高いからそっちをまず当たってみたら良いのではないかと

教えてくれた。この地域で結婚する場合の家賃補助とか家探しの優遇とか、結婚資金補助とか中古車を供与するとか優遇制度を決めて、お願いするのが手っ取り早いと思うと発言した。海津が早速、その優遇制度について来月中に詳細を詰めてくるから、該当する男性を探して聞いて、もらえませんかと宮城さんにお願いした。宮城さんが無料で食事会招待してくれれば、OKだと言われた。


  近いうち、創造社もちの食事会を企画しますのでお願いしますと伝え、快諾してもらった。次に全国の未婚女性をどうやって集めるかについて意見を求めると山田さんから創造社で今まで移住促進をしてきた、家賃補助、子供の保育料、医療費など、

他の地域より優れている取り組みをPRを訴えたら良いのではないか言った。そのメリットは募集の時に書面に入れることにした。


 次に、今日、来ている、2人の女性に、意見を聞いた。すると婚活パーティーは、いろんな所で開催されていますので、やり方や交通費、宿泊費の補助は同じ様にすれば良い。ただ男性でも若者の移住者が多くなった事をつよくPRする事。また、移住してきた男性に対象となる親類、友人、近くに住む人未婚女性に、婚活パーティーの招待状を渡してもらったらインパクトが強いのではないかと言った。確かに上手い方法なので、そのアイディアもいただくことにした。


 海津が同席した2人の女性達に直接、あなた方は実際にどう思ってるのか聞いた。創造社の水戸さんが社内に素敵な男性がいるので結婚できたらいいなーと思って

いると、顔を赤らめて話してくれた。もう一人の瀬戸さんは今は仕事が面白いので、すぐに結婚する気はないが、この地域は素晴らしいと思うし仕事も順調に進んで過疎から脱出しつつあるので一段落したら、この地で家庭を持ち子を産みたいと思ってると言ってくれた。女性はメリットがあると思えば行動は積極的で早いと笑った。



 イケメンなら、なおさらですというと、みんなの笑いを誘った。以上で話は終了して歓談したいと思うのですが、他に何か御意見ありますかと海津が言うと、なしと、言う声で終了となった。その後は楽しい宴会で飲んで食べて、話をして、楽しんだ。

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