第22話:進学塾とパソコン塾のその後(202401-202403)
進学塾は難関校受験の合格率の実績が評価され近くの地区からの通学者も増えて、
100人以上が通い2つの教室は時間によっては一杯なので公共施設を借りる時もある程の盛況ぶりだった。昨年ついに鳥取大学医学部に3人、YG工専にも10人が合格した。この成功に講師役の大学医学部、工専の学生の意気も上がり、やる気満々という良い雰囲気になっているのが頼もしかった。
コンピュータ、ソフトウェア塾の方は塾の生徒の数も増えているがレンタルオフィスでの入力のアルバイトが増えて生徒も会社側でも喜んでくれた。そして優秀な生徒はレンタルオフィスで土日に行われるソフトウェア専門コースに無料で参加できる様になりオフィスの会社の正社員として登用される人も出てきた。コンピュータ言語、またはコンピュータ、パソコンのハードウエア、ソフトウェアに興味をもつ中学生以上が非常に増えたのは、ソフトウェア会社にとっても地元にとっても大きな戦力として今後期待できる。地元での就職先が増える事につながると言う事は移住者にとっても大きな魅力になる事は間違いない。この成功例を地元の新聞社で大きく取り上げてもらい、またレンタルオフィスの会社でも宣伝してもらうようにお願いした。
翌春、NHKで、この話題が地方創生の成功例として番組として放送されてからは他の地方の役所や関係者の訪問が増え、海津は、その対応に多くのおわれ、うれしい悲鳴をあげるほどだった。海津の道の駅やレンタルオフィスなど数々の事業で山陰創造社の儲けも膨らんできた。次に北島と山田さんの両者で相談して第1レンタルオフィス、第2レンタルオフィス、第1、第2道の駅、学習塾、ソフトウェア塾の課長をを任命して、各部署から利益を出せる会社として、継続できることを第一目標におき、運営していく事にした。
翌日の夕方までに第一レンタルオフィスの課長を山田さんと第二レンタルオフィス
の課長に平山さん、道の駅の課長を江藤さん、第二道の駅の課長を山下さん、学習塾の課長に木下さん、ソフトウェア塾の課長に島村さんと決めた。その晩に夜8時に第一レンタルオフィスの管理員室に、該当する課長さんを集めて任命式と、わかるように胸につけられるような名札を渡して勤務中はつけるようお願いした。そして道の駅は毎日の売上をその他の部署は何か問題が起きた時はもちろん、毎日、仕事の終了時に、山田総務部長に電話で報告するように指示した。海津が今後の会社運営について、何としても純利益を出していくこと。この地域に貢献していくこと。
市長や地域発展のために、行政とタイアップして、赤字を出さないように、
事業を進めていくことを会社の方針とすることを各人に説明した。
そして社名を山陰創造社とすると話した。職員から良い名前ですね頑張っていきましょうと声が出た。その後、海津と山田さんが今後の強化事業を進学塾とソフトウェア塾にして特にレンタルオフィスで、地元の若者を採用してもらえるようなシステムを作っていく事を積極的にすすめていった。その他、道の駅やレンタルオフィスでの職員を増やせる様に頑張っていく事が地域貢献につながる事を再確認した。その他、今後、増えてきた移住者や地元の高齢者、若者が集える自由に使える喫茶店サロンを町中の閉鎖した店か廃屋を改修して作りたいと海津が提案した。海津が最初、第一レンタルオフィスの宮城さんに相談したところ優秀な若手プログラマーは、欲しいし、そのために無料のソフトウェア授業を土日に開催している、中学、高校に無料のソフトウェア授業を宣伝してくれれば、新しい金の卵が出てくるはずだと。
第二レンタルオフィスの横田さんとも、飲みながら、ソフトウェア養成事業の大切さを話し合ったといっていた。我々は、若手プログラマーは、いくらでも欲しいので、できるだけ協力して上げると言ってくれた。第二レンタルオフィスの空いてる室のひとつを教室として改修して欲しいと言われたので、了解した。宮城さんに費用を見積もったところ机と椅子で40人分で40万円する物を月3400円、年4万円でリースする事を約束した。
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