第155話 馬車の中

馬車の中

馬車の中では静かだった それほど時間もかからずに オートまで着くようだった ユニコーンは早い 馬車の中では会話もなかったので


いろんなことを考えていた 姫様との交渉についてもこんな回りくどいやり方をせずとも良かったのではないかとか おそらく姫様はばらすことはないとは思うか 今後の事への不安もたくさんあった とりあえず 飛行形態の取れる奴隷を増やすことを考えた オートでの購入とさらにはミクを使ってふたつの街にも行って交渉してもらうことを考えておいた


今回の件は最良の選択ではなかったとは思うが 取れる手段としては無難なものだったのではないかとは思う

一番良かったのは そもそも関わりに 会うことなくそのまま行き過ぎるのがベストだったかもしれない。勿論そんなことは後知恵なので・・・。 その他のことについては アイテムボックスに入れたものについて考えていた


黒騎士の方のアイテムをまずいたいと分けた 何か手紙や証拠となるようなものを持っていないか調べるためである 何かしら証拠があったらこちらから 姫様に提出しておいて私たちに向かう目をトリュフ帝国に向けると言う 搦め手に使えると思ったからである


ほとんどのものに紋章や名前などは消されてあったが鎧の兜の一つに所属と名前の書いてあるカブトがあったのでそれお姫様に渡しておく


「証拠になるかはわからないですがこの兜には所属と名前が入っていますこれで持ち主を特定できるようならばドリフ帝国のものだと証明できるかもしれません」


と伝えておいた姫様はあまり頼りにならないので主に黒髪イケメンの方に説明しておいた


「まさしげはこれはとても良いものをありがとうございますこれで 彼の国に交渉をすることができます 」


他には証拠になりそうなものは何もなかった 手に入ったのはそこそこの金額のお金と 剣と鎧だけであった ただこの装備についてはかなり良い素材を使っているようなので


素材を取り出して装備に活用することもできるなと思った


次に白い騎士の方であるか 彼らについては姫さまと一緒に渡すことも考えたが、トラブルのためになるだろうと思い彼らのことについては黙ってこちらで埋葬させてもらうことに決めた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る