第154話 くすのき
くすのき
そこで交渉しておく
「私たちは基本的に王家とかお城とか貴族とかそういったことには一切興味がありません なのでお城に呼ぶとか貴族にするとかそういった話は一切しないでください迷惑です」
「 褒美を渡すからお城に呼び出すとかそういったこともやめてください報酬については冒険者ギルド経由で渡してくださいエレメントマスターのファルです」
「 わかりました かわかりました」
「 それから私たちの情報やここで見たこと聞いたことなどについても当然他言無用です 私たちの情報が漏れるということはもちろん私たちにとって不都合となりますのでご都合を受けた場合はどのようになるかお分かりですね」
「 もちろんそちらの黒髪の騎士さんにもあなたからきっちり命令しておいてください それからあなたの国は人族以外の種族に対して 差別意識が強すぎます改善するように 私の仲間はほとんどが人間息以外です不都合を受けた場合はどうなるかわかっていますね」
「 それからあなたの国には狼藉を働くものが多すぎます きちんとした法律を制定して犯罪を取り締まる組織を設けて しっかりと取り締まってください 私の仲間たちが 狼藉 を受けた場合はわかっていますね」
「 それでは大金貨301枚で王都の門まで護衛しますそれでよろしいですか」
「えええだ 大金貨 301枚 金貨ではなくて大金貨」
「 護衛はいらないですか いらないならそれで結構です黒騎士の方に行きますので」
「 払う払う払います支払いますから ごへい してください」
「 それではこの紙に書いてくださいと言って紙を渡す 」
そこに先ほどの条件を書かせて 金額についても書かせるそして最後に
「この約束を破った場合は マッシュルーム魔法王国から大金貨5000枚を 支払うものとする そして最後にあなたの姫様のフルネームでサインをしてください」
と伝える それを聞いた時に
「大金貨5000枚」と目をみはるが
「 あなたは約束を破るつもりなんですか」と逆に聞くと
「破らない破らない約束は守ります」と答えたので
「なら問題ないのではないですか」と言いくるめる 青い顔で
「約束を守ります守りますから」
「書いた内容を覚えていますか?」
「え~と・・・」
「はぁ~、もう一枚書いてください。」
と言ってサインしたサインについてはフローラや 黒髪イケメンにも確認をさせた 鑑定さんが間違いないと言っているので大丈夫だと思ったが 確認させた
そして 黒髪イケメンの方に向かって
「あなたお名前は何と言われますか」と聞くと「まさしげです」と答えた いい名前だ武士の鏡のような気がする
「まさしげさんこのかたたちのことはあなたにお任せします」
それだけ言って私は姫様の方に向かう
「それでは姫様 帰りましょうか馬車に乗ってください この馬車はもう走れないようなので置いていきますがよろしいですか」
「 はい構いません」
「 それではあちらの馬車に乗ってください」
それからまさしげさんの方に向かうと 黒騎士達は全員息絶えていた 生き残りはまさしげさんと姫様だけになってしまったようだ 白騎士さん達も全滅してしまったようだ
まさしげさんにも姫様のあとを売っている場所に乗ってもらうように言い皆に出発を指示した
私は目についたものを全てアイテムに入れて馬車に乗った
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