第43話 禁忌

禁忌

第一次攻撃は二人同時であった。合わせて8発のストーンバレットがものすごい速度で飛んで行く. 私のストーンパレットは向かって左からルナのストーンパレットは手前から オークを倒していく。ルナのストーンパレットはだいたい10秒おきに一発の計算で飛んでいき。私のストーンパレットは15秒おきに飛んでいく 。


最初の一撃ストーンバレットがオークに命中し、きっちりはっぴきたおれた 。いきなり仲間が倒れオークたちは何が起こっているのかわからずオロオロオロオロするだけで収集がつかない状況である。オークがようやくきのうえの私達から攻撃を受けていると気づいた時にはすでに半数のオークが倒れていた。 そこからオークは怒りの声を上げて叫びながらこちらの木に殺到してくる。そして多くが集まってきて ストーンウォールの壁に取り付くまでにさらに半分の数が倒されていた 。


そこから後は簡単な仕事でもう全てを長距離攻撃で安全に殲滅することができた。壁を登ることは出来ない様だ。今後の参考にしよう。 10分ほどそのままで様子を見て動くものがいないか 。後から援軍がやっていない行って来ないか。 そういったものをしっかりと見極め 安全を確認できてから足場からゆっくり下に降りて行く。



「さすがご主人様です」とフローラ

「これだけのおーくが・・・」はエルフズ

「私も剣で戦いたかった・・・」とみい

「ルナがんばった」

体に穴を開けて倒れている多くを順番にアイテムボックスに入れながら集落の方に向かっていく 。足場にしていた木から集落の方まで おびただしい数の多くの死体が並んでいるそれを順に回収しながら集落に着くと集落も中も血だらけで多くの死体が 散乱していた。


最初に倒したモンスターはつのウサギであった。次はゴブリン。そして次はオークだった。人型の魔物を倒すことに禁忌についてはそれほど感じなかった。おそらくは最初のゴブリンをGと認識したことが大きい。それとこの世界における人の命の軽さだ。最初に会った親切そうな親子からいきなり毒を盛られ、奴隷にされそうになった現実からこの世界の過酷さを知った。それとこの世界であった一定以上の知的生命体はみな美形であった。それに比べてのオークの落差、意思疎通の不可能といった理由から倒した後の禁忌については何も感じなかった。こんなものなのだろうか?しかし現実は進んでいくし村育ちの彼女たちに躊躇は無かった。最年少のるなですら。平気で倒していく。こんなもんだと考えておくことにした。



オークの死体も全て回収する。そして多くの住居であろう掘っ立て小屋。木を適当に合わせて家のような形になっているものだ。 知能も低く生活水準も低いようで まるで原始時代の 住居の用であるただ拙いなりにも家を建築する技術があるようで 野生の中にも知性が入っていることに驚く 。居住区を見ていて気づいたことは このレベルではとてもではないがロングソードや革の鎧など作れるだけの 技術レベルがないことに気づく。


「 彼らはいったいどうやってこういった武器や防具を手に入れてるのが不思議」


に思ったのでみんなに聞いてみる 。するとフローラから返事があった 。


「モンスター達については魔力の こくなった部分から 生みだされるそうで生み出された際に武器や防具を持って現れる」


そうだ。


不思議な現象で私には理解できなかったが異世界ではこれがスタンダードなようでとても驚いた。 武器や防具などの 多くは常に身につけているようで村の集落の中に何か残っているかと考えたが何も残っているものはなかった 。おそらくそういう生き物なのだろうと理解した 。そして


「集落についてはどのようにしたらいいのか」


とみなと相談すると 。


「集落は破壊しておいた方が良い」


との 答えを全員からもらった。


「また現れたらここに住み着くので 危険だ」


とのことである。 なので ボロい家 については私の日の魔法で もやしておく事にする。 全員仲間を集めて俺も 魔法実習だと思いみんなの前で丁寧に説明しながら順番に火をつけていく 。ルナについては既に火の魔法をマスターしているので 4人に教えながら 順番に火をつけて行く。 いろんな人から教えた方がいいと思い。次はルナが説明してから火をつける 、ルナも普段私の説明を聞いているので理解したようで私とは違ったアプローチで魔法の説明をしてくれる。なかなかに賢い子である。 全ての木に火を放った時には エルフの二人 とフローラは火の魔法を使えるようになっていた 。


やはり口で説明するよりも実際にやって見せる方が効果が高いということだろう。ミイ については元々魔法に対する適性が低いので なかなか覚えられないとろうとは覚悟している。 しかし努力を辞めるのはもったいないので事ある事に教えていきたいと思う。 どうしても覚えられなかった場合は最後の手段として ポイント式スキル設定があるが ポイントにも限りがあるので可能な限り自力で覚えられたらいいかなと考えている。

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