第19話 異世界三日目

奴隷として買い取った子供達は だいたい年齢が自分と同じか自分より若い年齢で 最年長で14歳一番下で7歳であった。 男女比は男の子が10人女の子が5人であった。


今までは 初めて入る村 これからの交渉についてかなり緊張して テンパっていたので じっくりと村人たちを見ることはなかったが 改めて奴隷たちを見ると かなり 人間と違う格好をした子供たちが多かった。 ケモノ耳が生えた子供たちや やけに耳の長い子供 背が特に低く 不自然なほどに 体がちいさい子、 おそらく 漫画やアニメで見たドワーフ族、獣人族エルフ族といった種族なのかなと思った。


そう考えていると 鑑定スキルが発動した。 やはり考えていたことと同じでドワーフ族エルフ族獣人族の子供達が混ざっていた。 内訳としてはドワーフ族が一人エルフ族が二人獣人族が 7人 人間族が5人であった。 みな 同じようにガリガリに痩せておりいかにこの村が食糧不足で困っていたかと思われた。 思い返してみると村長は人間族であったが、 村人たちの中にもケモノ耳が付いていたり耳が長い 方たちが混ざっていた。 ドワーフ族といった風体の大人は見なかったので 恐らくこじか何かなのだろうと思った。


みんなで協力しあってうさぎ肉を貪って食べている子供たちを確認した。背の低いドワーフ族が女の子で 14歳 名前が フローラであった。最年長なのに一番小さい。


二人いる エルフ族が セレスティアと シルヴィスで ともに12歳で 女の子。 鑑定スキルで見るとどうやら双子のようである。 漫画やアニメで見た通り とても綺麗な顔立ちをしているように思われる。 思われると書いたのは ガリガリに痩せていて 顔もとても汚れているからで ぱっと見では よく分からないからだ 。


その次に人数の少ない人間族を見てみると 全員が男の子で 年齢の高い順番に ガラ 13歳 エト13歳 ルイ11歳 ロイ11歳 ハル十歳 であった。 それから一番人数の多い 獣人族を見てみると 猫やら犬たぬきさらにはきつねと様々な種族の子供達がいた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る