第15話 最凶の反則スキル


二人のアウト判定が出てからの 行動は比較的早く迅速に行えた。 まずは二人の体を近くに生えている木に近づけて行き 別々の木に昨夜使った蔦を使い 二人の体を縛り付けた。 それはもう解けないように徹底的に 固く結んで おいた。


それから 鑑定スキルについてはかなり使えるスキルだということに気がついたので レベル4まで上げてみた。 スルト 二人の鑑定結果に 二人のステータスが現れるようになった ヒットポイントマジックポイントから はじまり 力 素早さ きようさ 魔力うんのよさ といった数値が現れてきた。 これはめちゃめちゃ使えるということに気がついたので 鑑定スキルをもうひとつあげてみた。 レベル4の次はレベル5かなと思っていたが レベル5ではなくレベルマックスと表記された。


そして肝心の鑑定内容については 鑑定の一番下に


「 ちょうどいいかもがやってきたので話に乗ってみた。 話しているとどうも アイテム ボックスのスキルまで持っているようなので、 眠らせた後で無理やり隷属の首輪をはめてやろうと思った」


だそうだ そんな相手の 下心というか策略というかまでも鑑定結果に出てくるようになってしまった。 これについてはとんでもない 反則的な スキルに成長してしまった。


実際少し後悔した。 相手の心が読めるというのも少しどころではなくかなり嫌な気分がするものである。 正直、正直者で真面目に今まで生きてきた 隼人にとっては 、このスキルについては正直かなり心に重い物があった。 ただ現状として訳の分からない世界に連れてこられ、さらに いきなり 睡眠薬で眠らされ 奴隷に堕とされそうになる。なんてとんでもない状況となっている現在。 このスキルについては有効利用させてもらおうと考えている 。




ただ自分の精神的な 安寧を考えて使用は最低限にしようと考えている ・・・。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る