第12話 交 渉
まず一つ目の質問に対して
「可能なら一緒に乗せて行ってほしい 」
と答える。 さらに二つの質問については
「乗せて行ってくれるようならば その運賃としてもらってほしいと思う」
伝えておく。 その際にウサギ自体の価値もよく分からないので失礼にならないように
「こちらもウサギの 価値を分かっていない」
と伝えておく。
その返事としては
「次の村までの運賃としてはうさぎ 一匹分 で充分」
とのことであった。 なのでこちらとしては交渉し
「3匹全て差し上げるので自分に足りない常識を教えて」
もらおうと交渉した。 もちろんこの世界の文明のレベルも分かんないし 最悪の事態について考えて警戒はもちろんしておく。 こちらとして 持ち物として金目のものについては 自分が持っているロングソード 革の鎧革の帽子ぐらいで特に価値のあるものも持っていない。
強いて挙げるとすれば自分自身に どれだけの価値があるかはわからないが 最悪奴隷制度などがある場合は 、人買いや奴隷商人などに売られる可能性が出てくる。 用心するのに越したことはないのである。
話を聞いてみるとおじいさんはカイン。男性はアベルと名乗った。自分はファルコンからとってファルと名乗っておいた。 最初に出会った異世界人がカインとアベルである。 正直びっくりしました。 それから 荷馬車に乗せてもらい 御者席に3人並んで座り 世間話をしながら 主に 二人の情報を聞いていると 二人は親子で行商人をしているとのことです。 荷台にはこの先にある村で売る 商品が積まれており 村で 商売をする予定だとのことです。
それからは さりげなく情報について聞いてみる。ます魔法について聞いてみると 魔法については使える人間はそれほど多くないとのことである。 だいたい10人に1人ぐらいの割合でも使えるものがいるそうです。 ただ簡単な魔法 例えば小さな火を起こしたり 体の汚れを落としたり少量の水を出したいという生活魔法については 10人中5人ぐらいの半分ほどの割合で 使えるとのことです。
また それからスキルのことについて質問してみると スキルについては生まれた時は基本的に何も持っていなくそれから徐々に生活するにつれて覚えていき だいたい10歳になる頃には スキルの一つや二つは覚えているとのことです。例外としてはギフトと呼ばれる神様から賜るスキルがあり、それについては生まれつき持っているようです。また、スキルなどについては教会で調べることが出来、そのほかでは知るすべは無いそうです。やはり 剣術のスキルが欲しければ剣の稽古が必要で 剣の稽古を2,3年 することによってスキルがつくそうです 。そんな話を聞きやはり自分の ポイント式スキル設計というスキルの 恐ろしいまでの有効性に気が付きました。
それから国の名前などについても聞いた。
「ここはマッシュルーム魔法王国という国で かなりの田舎」
になるそうである。英語に直すとかなりヤバゲな国と素直な感想。 それからお金の価値についても聞いてみた。 お金については基本的に
「全世界共通で 大金貨・金貨 ・大銀貨・銀貨 ・大銅貨・銅貨で大体 食事一食が銅貨5枚から銅貨10枚とのことです。 そして銅貨10枚で大銅貨 それが10枚で 銀貨銀貨10枚で金貨と10枚ずつ上がっていく」
ようです。 大体一食 500円から1000円と考えると 銅貨一枚100円程度かだと考えました。計算がわかりやすくていいですね。
それからアイテムボックスについても聞いてみると かなり驚かれました。 というのもアイテムボックスについてはだいたい100人に数人ほどしか持っているものがおらずかなり珍しいスキルだそうです。 そしてそのスキルを持っていても 大体 ボストンバッグ 数個分程度、 特別大きなものを持ってる人でも 今乗っている幌馬車程度の大きさだそうです。 このスキルにつてもかなり危険なスキルかもしれないので 特別 バレないようにカモフラージュしないといけないなと思いました。
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