3ページ

「今日はごめんね」

 何を、とは言わず、ふんわりと謝る。ミケは一足先に店から出しておいた。

「いえいえ、よく間違われるので。私も悪いんです」

「ごめんね、勘違い野郎で」

「そんな。でも良かったです。ミケさんにはちゃんと知っておいてほしかったから」

 そう言ったイツキちゃんは肩を竦めて見せる。

・・・ほー。これはこれは、面白いことになって来た、て言ったら馬に蹴られるか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る