にじゅうじんかく!?

はやおきしたから？

サーバル「...え....？」

かばん「あれ？分からなかったですか？」

サーバル「え......え！？」

サーバルちゃん「やっとかばんちゃんに会えたよー....久しぶりだね！かばんちゃん！」

かばん「うん、サーバルちゃん元気だね」

サーバルちゃん「あれ？うれしくない....？」

かばん「ううん、すっごくすーっごくうれしいよ！」

サーバルちゃん「よかった！」

サーバル「なん....で.....」

かばん「....あなたとサーバルちゃんが入れ替わったのは、さばくちほーです。でも、それより前、じゃんぐるちほーや、こうざんちほーを一緒に旅したのは、サーバルちゃんですよ？」

サーバル「それとなんの関係が...？」

かばん「だから、思い出は探しに行かなくても、最初からあったんです！」

かばん「そして....」

かばん「ボクから流れ出たサーバルちゃんとの思い出と、あなたが泣くために使ったサンドスターが反応して、サーバルちゃんとの思い出がフレンズ化して、サーバルちゃんが戻ってきたんです！」

サーバル「....それじゃあ.....私は....」

かばん「大丈夫ですよ、ずっと一緒にいましょう！」

サーバル「違う....違うの....」

かばん「何が違うんですか？」

サーバル「嫌だ...嫌だよぅ....」

かばん「どうしたんですか？」

サーバル「かばんさん....私...」

サーバル「消えたくなかったよ....」

ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

かばん「え、なんで....」

博士「フレンズは、同じフレンズが生まれることがあります」

かばん「博士さん！」

博士「黙ってきくのです！いいですか？同じフレンズが生まれることはあっても、同じ個体から複数のフレンズが生まれることはないのです」

博士「もし、奇跡が起こり、同じ個体から複数のフレンズが生まれた場合、最初に生まれたフレンズは、サンドスターに還るのです」

かばん「え....？」

かばん「なん....で....？」

かばん「なんでサーバルさんは...」

サーバル「もう....だめなんですの...遅いんですの...」

かばん「何がですか！」

サーバル「さようなら、かばんさん、サーバル、博士さん」

サーバル「また...会えるかな....？」

かばん「会えます！会ってみせます！絶対に......！」

サーバル「あり...がとう................

さよう............なら.......................」

ｷﾗｷﾗ ｷﾗｷﾗ ｷﾗｷﾗ

ｷﾗｷﾗ ｷﾗｷﾗ

ｷﾗｷﾗ ｷﾗｷﾗ

サーバルちゃん「.....」

博士「......」

かばん「.............」

サーバルちゃん「....あれ.....」

サーバルちゃん「なん...でだろ....」

サーバルちゃん「はやおきしたからかな....」

サーバルちゃん「なみだがあふれてとまんないよ.....！！」

かばん「サーバルちゃん.....」

博士「....では....」ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ

サーバル「ううっ...う...うわぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーん！！！」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

かばん「...ラッキーさん.....サーバルさんには...また、会えますよね」

ボス「かばんが本当に信じているなら、必ず会えるよ」

かばん「ありがとうございます」

かばん「いつになっても忘れませんよ」

サーバルさん.....

－END－