にじゅうじんかく!?

もどすほうほう

博士「分かったのです！」

助手「早くこっちに来るのです」

かばん「はい！ほら、いきますよ！サーバルさん！」

サーバル「.......」

かばん「サーバルさん？」

サーバルさん「なんでもないですわ」

博士「遅いのです」

かばん「すいません、それで何がわかったんですか？」

博士「かばんがなんの動物なのかと、サーバルの戻し方についてなのです」

博士「まず、かばんがなんの動物か、ですが、あなたは....」

かばん「ｺﾞｸﾘ....」

サーバル「ｺﾞｸﾘ...」

博士「ひとです！」

かばん「なるほど、やっぱり」

博士「あれ？驚きませんね」

かばん「へいげんちほーでハシビロコウさんが言ってましたから」

博士「そうですか、まあいいです。

ではもうひとつ、サーバルの人格についてなのです」

助手「ここは私が説明するのです」

助手「サーバルは、2つの人格を持っているのです。だから、その人格をなくしてしまえば、強制的にサーバルを戻すことができるのです」

かばん「そうですか...あれ？それってもしかして...」

博士「つまり、今のサーバルを消すのです」

かばん「え、なんで....それしか方法はないんですか！？」

サーバル（かばんさん...私の為に...）

博士「わかりませんが、我々が見つけたのはその方法だけなのです」

助手「覚悟決めるのです」

博士「さぁ、やるですか？やらないですか？」

サーバル「................」

かばん「サーバル....さん....」

サーバル「.............」

サーバル「..............」

サーバル「...............わかった......」

かばん「え.....？」

サーバル「分かったのですわ！もう、だめですわ....」

かばん「言ってる意味が分からないです.....」

サーバル「だから！.....私が消えると言っているのです....！」

かばん「....」

かばん「サーバルさんは......消えたいんですか.....？」

サーバル「そんなわけない！ないけど...私が消えないと、かばんさんや、もう1人の私を傷つけてしまいますわ....」

サーバル「突然出てきた私を受け入れてくれた『友達』を悲しませることは、自分が消えることよりつらいの！！！」

かばん「....」

博士「....かばんも早く覚悟をきめるのです」

かばん「ボクは....」

かばん「ボクは、サーバルさんが消えると、かなしむよ？」

サーバル「！！」

博士「ということはつまり、かばんは今のサーバルを守るということですか？」

かばん「はい！」

博士「かばん、前のサーバルが戻って来ないのですよ？それでもいいのですか？」

かばん「まだ...帰ってこないと決まったわけじゃありませんから！」