第27話 イヤホンガンガン伝言ゲームってマジ危険ってことを最近知った

放課後の会科高校1年B組教室内


祐子と三月のたわいもない話は今日もまた始まる。


「ねぇねぇ。三月ちゃん」


「ん?なに?」


「今さ、思ったんだけどさ。よく、イヤホンつけているのに音漏れしている人いるじゃん」


「あー。いるね。それがどうしたの?」


「その人たちってさ。鼓膜破れないのかな?」


「うーん。確かに耳痛くないのかね。でも普通、鼓膜破れるほど、聞かないでしょ」


「でもさ、私さ。音漏れするほどの音で聞いてみようとしたんだけど、途中で限界がきたんだー」


と、笑顔で言う祐子に三月は


(なんて反応すればいいのか、わからない、、、。)


と、思うのであった。

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