祐子と三月のたわいもない話

「ねーねー。」

「ん？なに？」

「よくさ、映画とかの予告でさ。」

「うん。」

「誰も知らなかった話ってあるじゃん」

「うん。」

「確かに見ている方はしらないけどさ。」

「うん。」

「作者が知っているんだよね。」

「、、、、確かに。」

「だからさ。」

「うん。」

「映画の予告って嘘ついているってことでいいのかな？」

「うーん。、、、、それは違うかな。」

「え！！なんで？もし、作者が知らなかったら、本当に誰も知らなかったってことになるじゃん。」

「だって、知らなかったって過去形でしょ。つまり、作者が知っちゃったから、知らないじゃなくて、知らなかったってわざわざしたんだよ。」

「、、、、確かに。」

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