第11話

会科市内のとある自販機にて


出かけていたら、突然喉が乾いてしまった将悟


「はぁあー。やっと自販機見つけた。よし、何かいいのあるかな。ってあれ!?」


将悟の目の前にある自販機には、ある飲み物を残し売り切れていた。


「マジかよ!!しかも、残っているこのジュースなんだこれ!!」


そのある飲み物とは、


『プロテイン』


「俺に必要ねぇー!!」


オーバーリアクション。腰を下げ手を天に上げる。顔はもう半泣き。


「いや、逆に考えてみよう。プロテインといえば、栄養満点。それを飲めば身長伸びるんじゃ!!」


と将悟が買おうとした瞬間、後ろから、


「すみません、買わないなら先に買わせていたたぎますね」


筋肉マッチョの男性が、先にプロテインを買っていった。しかも、それは最後の一個だった。


(………もう、何も考えたくない)

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