第4話

あの後"To Do リスト"とやらの内容をまとめて見る事にした。


「2.海へ行きたい

3.回らないお寿司が食べたい

4.パンケーキも食べたい

5.ジャンクフードを気が済むまで食べたい

ここまでの2~5はすべて1のデートがしてみたいに入るんじゃないのか?」


「えぇ?!デートと海に行くのとご飯食べに行くのは違うのよ?!全然違うの!」


「そんなものなのか?まぁ、それはいい。それはいいけれど、海は季節的に無理があるだろう。今1月なの分かってるか?」


「どうせ入れないんだからいいのよ。見るだけだもん。」


そんなことを言いながら少しふくれっ面になる彼女を少し面白く思いながらどうしたものかと考える。何しろあと3ヶ月しかないのだから。


「とりあえずデートからしてみればいいんじゃないか?」


「そうね!いつがいいかしら?志貴は?」


「僕でよければいつでも空いている。」


「じゃあ、今日は金曜日よね?明後日の日曜日は?」


「いいよ。そうしようか。」


「待ち合わせは~~~」


日曜日の予定を楽しそうに確認する彼女に自然と笑が溢れる。

そんな彼女の顔をぼーっと眺めながら、彼女が普通に生きていられたのなら僕にこんな笑顔を向けることは無かったのだと思うと彼女が僕に命を吸い取られたというのはあながち間違っていないのかもしれないなと思った。本当にそんなことが出来ていたなら間違いなく彼女の命を吸いとっていただろうな。などと不謹慎極まりない事を考えていたのだった。

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