第9話幼き頃

「お兄ちゃん、留守番は?」


正弘は、咲を置いて友達の家に行くつもりだ。


正弘と咲が、幼い時の話だ。


「別に。」


正弘は、あきらめた。


二人でアイスを食べながらテレビを観始めた。


「お兄ちゃん好きな子、クラスにいる?」


「いないよ。」


アイスの棒を噛みながら正弘は答えた。


「じゃあ、わたしの事、好き?」


「バーカ、妹なんて好きになるかよ。」


「何で?」


「知らねーよ。」


咲は、泣き始めた。


困ったなと内心思って冷蔵庫からもう1つアイスを取って咲に渡した。


咲は泣き止んで


「お兄ちゃん大好き!」


と咲は言った。


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