第3話疑惑

僕には、彼女がいる。


こんな冴えない男に告白してきたのは学校1美少女の中木ミヨリだった。


ミヨリは、咲の同級生で親友らしい。


毎朝、僕の家まで迎えに来てくれる。


「まー君!」


「おはよう。」


いつも、ミヨリはニコニコしている子だ。


「俺さ、ミヨリに頼みがあるんだけど。」


学校に向かう途中で僕はミヨリに聞いた。


「何?」


「咲ってさ男っ気、ゼロ?」


「うーん、結構、男子から人気はあるよ。彼氏はいないけど。」


「そこが、危険なんだよ!」


「ビックリした、急に大声出さないでよ。」


「もしかして、あっち系でミヨリに惚れてるとか?」


「それは、考え過ぎじゃない?」


ミヨリは、ケラケラ笑いながら答えた。


そんな話をしていると学校に到着した。


「サグリは入れてみるよ。じゃあ、お昼ね。」


ミヨリは、ニコニコしたまま校舎に入って行った。


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