第2話朝食後
朝食後、いつも咲は自分の部屋に入って20分ぐらいして出てきて学校に向かう。
僕は、ジャージから制服にノロノロと着替えて学校に向かう。
ちょうど同じ時間に僕と咲は、家を出るが一緒に行く事はない。
咲は、自転車でサッと行ってしまう。
しかし、今日は、僕がノロノロと朝食を取っていたので2階に上がるのが遅れた。
咲の部屋の前を通って自分の部屋に入ろうとした瞬間、咲の部屋から声がした。
甘えるような声がした。
も、も、もしかして!
と思い咲の部屋のドアに耳を付けた。
「お…ちゃん、恥ずかしいよ…。」
ん?何だ?
と思っているとドアが開いて僕の顔面にぶつかった。
「おにい!いつからそこにいたの?」
咲は、何故か焦っている様子だ。
「今さっきだよ。」
咲の顔は赤くなって僕の頬を平手打ちした。
「おにいのバカ!」
そう咲は言って部屋を出て階段を降りて行ってしまった。
僕の顔面は、泣き面に蜂状態だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます