第3話 ***日目

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・・何も・・ない・


・真っ白な世界・・


自分がいるのかどうかもわからない・・・


・・・俺は・・どうなったんだ?・・・


・・しん・・だのか・・・


・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・


―お~~~~~い―


・・誰の声だろうか・・・


―きこえるなら返事しろよ~―


・・ここです・・・


―うおっ、ああ、そこか・・・―


・・・・・・・・・


―未練とかやり残した事は無いのか?―


・・・無いです・・


―・・・そのポケットに入ってる物、何だと思う?―


・・本当だ。何か入っている・・・


・・・あの、かんざしだ・・・


・・・キラキラしてて、どこか暖かいところがある・・・


―それは君のお母さんの物だ―


・・・俺の・・母さん・・・


―知っているかい?この世界は次元がいくつもかさなって、出来ているんだ―


―獣人、神、人間、鳥、怪物、そしてここ、死後の次元だ―


―もっと、他にもある―


―・・・君は自分の過去を見たくはないかい?―


―自分の忘れてしまった、過去の世界だ―


・・・俺の・・忘れた、過去・・・


―君は過去の出来事によって、過去を消されているんだよ―


・・・俺は、何で過去を失ったんですか?・・・


―それは、過去に行ったらわかる―


―・・・どうだ?行く気になったか?―


・・・はい、過去に行きたいです。・・・


―そうか、よし、それじゃあ送るぞ―


・・・・・・


―テレポート、時空間!―


・・・だんだん意識がなくなってきた・・・


・・・じゃあ、行ってきます・・・


―おう、行ってらっしゃい―


―・・・いってらっしゃい・・神宮晴斗じんぐうはるとくん・・・―


                ―完―


続き ―[女神と俺とタタリ神]など、[次元シリーズ]につながります。―

   

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世界の次元の彼方まで moritake @moritake

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