第8話 聖騎士バンVS神器ゲイボルグ
俺たちは、魔王軍の討伐を行い、次の目的地であるエデンにいくためにコスモの前にある平野で魔王軍と戦っていた。
「リン、俺の電光石火で削るから、残りを任せる」
「分かった!」
俺たちの連携で魔王軍をドンドン倒して行った。
その頃…コスモの聖騎士バンは、ゲイボルグを使う魔王軍の1人と戦っていた。
「ヴッ…エェーイ!」
「やるな…さすが、聖騎士バン」
「チッ! くらえ、無属性最高魔法の1つドラゴンセイバー!」
「なんだこのパワー…だかゲイボルグには関係ない 鎌鼬!」
2つの刃がぶつかり合い、激しい音が響き渡る
「貴様、そのローブの下の顔を見せやがれ」
ローブが衝撃で飛んでいった…。
「私の名前は、ルナ 魔王四天王の1人だ」
「ルナ…貴様が…ゲイボルグに選ばれたとでも言うのか…この裏切り者!」
「私が無属性ではないから追い出したのは、お前たちではないか」
激しい音をたてて戦う2人だがその決着は、案外早くついたのであった。
「もう一度くらうがいいドラゴンセイバー!」
「ドカァーン!」激しい爆音がたったが、倒れたのは、バンであった。
「まさか…お前…無属性の魔法を」
「さよならだ…」
バンは、ルナによりやられてしまった。
「かなりの数を倒したが、あといくつだ?」
「あと、20人程度だ!…危ない…!」
攻撃が飛んできたが電光石火で俺は、かわすことができた。
「大丈夫か…! 」
「なんとか…ッ…!」
「さすが、元王候補さん」
俺の目の前には、大きな黒光りした槍を持つ女の子がいた。
「お前か…この軍の指揮官は!」
「その通りです。私の名前は、ルナ。魔王四天王の1人です」
「魔王四天王…強いのには、変わらないのか…いくぜ! 電光石火」
光の速さで動く動きで、ルナを翻弄する。
「クリスタルショット!」
刀剣を持っていなう腕から、放った。
「この速さで…しかも、刀ではない腕から…撃てるとはやるな…!ぐはっ…!」
「うまく当たりましたね!」
「よしいくぜ…!マジックブレイク!」
(まさか、読まれていただと…なぜそんなことが…)
「俺の魔法…テレパシー で少年につたえたのさ…」
傷だらけのバンが言った。
「生きていたとはな…」
「これで、終わりだ ドラゴンセイバー!」
「ドカァーン!」
ルナは、力尽きた…。そのとき、黒い馬に乗った黒い騎士が通った。
「さすがです。 元王候補様、なかなかの腕ですな」
「お前は…」
「私は、魔王四天王の1人ハデスという者です。いつか、戦うことになるでしょう」
そう言って、ルナを連れて、去っていった。
彼のオーラはとても凄く、勝てる気がしなかった。
「明さ~ん」
「エミリアか」
「大丈夫なんですね! あと、その少女…」
「私は、リン。よろしく!」
「これから、エデンへ行くんだが、一緒に行くか?」
「ぜひ!」
こうして、俺たちは、エデンへ向かった。
「思ったんだが、7つの塔の魔王幹部は、実は魔王が世界を支配しないようにするため置かれているのか?」
「そうですね。なので、あそこでゴーレムを倒してしまったのは、かなりまずいですね」
とても、嫌な気まずい空気が流れ始めた。
「7つの塔は、全て異なる属性のトップレベルのやつが納めてるんだ」
俺たちは、今のところ行ったことのある場所は、ゴーレムの土属性の塔とアースの無属性の2つだけということがわかる。
「俺が元の世界に戻るためには…どうすればいいんだ?」
「お兄ちゃんは、他の世界から来たんだね!
お兄ちゃんのじいさんにあたる光さんと一緒だね!」
「ならば、レクイエムを破壊し、それに匹敵するくらいの魔導書であるサジタリアスをてにいれるんだな!」
俺は、心に決めた。やることは、ひとまず3つ、1つは、トーカを救い出すこと。2つ目は、サジタリアスを探すこと。3つ目は、レクイエムを破壊し、この世界が魔王からの支配を受けないようにすること。
「よし、まずはトーカの救出だ!」
Last of key きいちご @OTAK
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