明とトーカ ~絆~
第7話 佐藤 明と泉の少女
今、この世界は、魔王による支配が進んでいた。この世界の魔王討伐に成功した、新たなる魔王ルシファーは、魔王幹部のいる7つの塔を落とすことを目標とし、支配を進めていた。
「ヴヴォッ~~! カキ~ン!」
ここは、コスモの前にある平野で、魔王軍 との戦いを行っていた。
「ドラゴンエンチャント!」
1人の聖騎士バンが龍の武装をし、100の兵を率いて戦っていた。
「魔王軍は、あと60人程度…これなら落とせる! みんな怯むな、いくぞ!」
だが、魔王軍の中には、1人だけ異彩を放つものがいた。
「いくぞ…神器ゲイボルグ…鎌鼬(カマイタチ)!」
コスモの軍人、10人はすぐにやられてしまった。
「き…貴様…!」
その頃、明は、アースにつれられてコスモにある精霊の泉へ行った。
「ここで、君は、休むといい」
「い…てでも、なぜここに…?」
「行けば、分かるさ」
アースは、笑顔を見せてここを去った。
明は、泉へ向かう。そこには、綺麗な女性が7人いた。
「ようこそ。コスモの泉へ」
「すみません…ここで、何をしているのですか?」
彼女たちによると、ここでは疲れた旅人などを癒やす場所らしい。
「お兄ちゃん!今は持ってないけど…神器持ちだったでしょ!」
その瞬間、女性たちの目は、変わった…
「じ…神器持ち…また、再び来るとは…」
「しかも、神器ムラサメ! あの人と一緒だね!」
「こちらに来てください…」
そう言われて、泉の奥へれてかれた。
「これは…大きな樹木の幹に…なぜ、この名前が…」
それは、俺のじいさんである佐藤 光の名前が刻まれていた。
「やはり、あなたは、佐藤 明さんですね」
「はい、なぜ俺の名前を?」
「私たちは、あなたが来たらこれを渡すように頼まれていたのです」
俺は、彼女から袋包を渡された。その中身は、トーカと似ている刀剣だった。
「主の魔力を確認…光属性高等魔法獲得数…1つ確認…名前は、佐藤 明 主に認定します」
白い光に包まれた刀剣は、トーカと同じように擬人化した。
「私の名前は、ミラです 。明さんの話はあなたが呼んでいる刀剣…トーカさんから聞いていますよ」
「お前、トーカと話せるんだな…! トーカは、今どこにいる?」
「すみません…私は、話すことはできるのですが…今は、繋がらなくて…」
「なら、仕方ないか…」
「場所なら分かるぞ!」
俺が刀剣を持っていたことに気づいた少女が言った。
「私は、リン。お前が探している刀剣は、光の国エデンにあるぞ」
「そこに今すぐ行きたい」
「いいぞ! では行こう!」
「その前に、明! あなたもこの樹木に名前を掘っていってください。この樹木が貴方を守るでしょう」
俺は、じいさんの名前の下に自分の名前を書いた。
「いくぞ! 」
俺は、またトーカに会えると思うと、とてもワクワクしていた。
「まずは、魔王軍位は、余裕で倒してもらわないと困るね。お兄ちゃん!」
「OK! 、でもその前に…」
俺は、アースさんのところに行き、挨拶をしてコスモを去った。
魔王軍との戦場にいくと、コスモ軍は押されていた。
「ミラ、いくぞ! 刀剣モード!」
「刀剣じゃなくて妖刀です!」
リンの妖刀モードは、俺の腕に触手が絡み付き一体化している感じ賀した。
「今の魔力で何が使える?」
「そうですね…これなんてどうでしょう?電光石火です」
「アシストは、任せる。 いくぜ、電光石火!」
凄い速さで敵を切り裂いていく。だがこの魔法は、みねうちなため、倒すまではいかないのだ。
「これ、全然倒せないじゃねーか」
「みねうちなんで!」
「真空波」
リンの一言で明のみねうちをくらった魔王軍は、倒れた。
「これがコスモの泉の少女 リンさんなんですね」
リンの凄さに少し俺は、恐怖を覚えた…。
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