第3話 迷宮図書館 ~パラドックス~

「やっとついた~! あぁ~疲れた」

「ここが図書館のあるラビリスって町だな」

早速俺たちは、図書館へ行った。

「すげぇーこんなに多くの本があるのかぁ~いくつあるのかわからないなぁ…」

「本は、全部で15000冊ほどあるらしいな かなり、大きな図書館だなぁ」

「ふ~ん で、今から何を探す?」

「そうだなぁ…まずはこの図書館について調べてみるのはどうだろうか?」

「わかった」

そうして、この図書館について調べてみることにした。

「う~ん ぜんぜんわからない言葉ばかりだ どうやって探そう…んっ! この本の裏表紙にある紙は一体なんだ?」

俺は、すぐにトーカを呼んだ。

「これ何て書いてあるんだ?」

「これかぁ? えぇっと…」

ーーこの紙を見つけた者よ。この図書館にある伝説の魔導書あ在処を示す。

「K.15.え」 ミリアルド ーー

「なるほど、暗号文のようだなぁ… 何か手がかりは無いのだろうか?」

「そうだなぁ~マスター、この最後に書かれた文字とても気になるな!」

「そうだなぁ…でも、どういう意味何だ そしてこミリアルドって誰なんだぁ~?」

二人とも、長い間頭を悩ませ暗号について考えたがなかなか分からないので、先にお互い手分けをして、ミリアルドという人物を先に調べることにした。そして数時間が過ぎた…。

「もう、日が沈んできたから、ここらで終わりにするか~ そういえば、トーカどこに行ったんだ?」

トーカを探すが図書館の中にはいないようだ。なぜかは、わからないがトーカの身に何かあり、嫌な事件に巻き込まれていることだけは、魔力で繋がっている俺には、分かるようだ。

すると、1冊の本がぽつんと置かれていることに気づいた。

「なんだこの本は…? えぇっと背表紙は…K.15.え… んッ!」

俺は、ついに暗号の意味に気づいた。暗号は、背表紙の番組を表していたのだ。そして、俺は、その本の裏表紙を見た

「これは…」

ーーP.46ーー

「どういう意味だ?」

俺は、意味が分からないがこの本のP.46を開いた。そうすると、文字が赤の丸でいくつか書かれていることに気づいた。

「赤の丸で書かれているところは…の、H、な、5、ら、た、う、の の8文字だが意味が分からん」

「それは、H5のたなのうらって意味ではないでしょうか?」

「あぁ~なるほど!…って誰ですか!」

目の前には、トーカとは違う雰囲気のかわいい女の子がいた。

「私は、エミリアといいます。魔導師をやっているものです。なので、あなたが何か悩んでいたのに気づき、助けようと思ったのです。」

「ありがとう!俺の名前は、明 よろしくな!」

「よろしくお願いします!そういえば、なぜそのような本を読んでいるのですか?」

「トーカっていう仲間とはぐれてしまって、

何かに巻き込まれていることだけ わかるんだが見つからなくて…」

そう言った俺は、H5の本棚の裏を調べ 行った。

「どうですか。何かありましたか?」

「んッ!なんだコレ!」

本棚の裏に秘密の扉を見つけた。開けてみると、下へと続く階段があった。俺とエミリアは、暗い階段を降りていった。

「暗いなぁ~そういえば、明るく照らせるのかなぁ?」

「光属性の方なら出来ると思いますよ」

俺は、頭のなかでイメージをして…「ライト!」

そうすると、暗い階段が明るく照らされた。

「明さんは、光属性なんですね」

こうして、階段を降りていくと道があった。

その道を進んでいくが、なかなか終わりが見えない。

「なかなか終わらないなぁ…」

「私の魔法で調べてみましょう。サーチ!」

エミリアは、魔法を唱えた。

「この道は、迷宮になっていますね。 しかも、何者かによって…」

「そうなのか…その迷宮を破壊できるのか」

「できます!では、いきますよ! マジックブレイク!」

そうすると、目の前には、図書館のなかにあるはずのない大きい宮殿があった。


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