第2話 魔法と属性

町のギルドを出て北にある町の図書館に向かっているところだ。

旅はなかなか1人ではうまくいかない。

ギルドでパーティーを募集しようにも、今までギルドの女性も見たこともない職業についたためなかなかメンバーが集まらない。

「そういえば、この刀剣何で持ってるんだ?」 「私は、支配の刀剣 あなたの支配の魔力により目覚めました」

「け、剣が喋った~!?」

「私は、あなたの魔力を受け、その力により話したりすることができる。あと、擬人化や魔法を使ったりすることもできる」

「まさか、そんな擬人化はさすがにできないだろ?」

「魔力コントロール開始、主、佐藤 明 魔力レベル1 属性 光…魔力種類 支配 インプット完了 擬人化開始」

白い光に包まれた。まるであのとき、異世界へと飛ばされた時と同じような光に……

するとその光のなかにはかわいい少女がいた。

「おまえ、まさか、刀剣か?」

「あぁ~そうだ。驚いただろ?」

自分でも正直本当に人になるなんて思ってもいなかった。

「私の名前は、支配の刀剣だがこの状態で普段は過ごすつもりだから、新しい名前をつけてほしいのだ」

「う~ん…何がいいだろう? あっ!刀の「トウ」を入れた「トーカ」でどうだ?」

「かなり強引ではあるがその名前気に入った!」

「じゃあ、よろしくな! トーカ」

「よろしくなマスター!」

そうして俺たちは図書館へ向かっていった。

しばらく歩いていると…大きな湖があった。ちょうど喉が渇いていたので、そこで休憩することにした。

「この湖の水飲めるのか?」

「この湖は、綺麗な水が涌き出ているから飲めるぞ 」

湖の水のを飲むと魔力が回復している実感がなんとなくあった。

そのとき、突然大きなタコが出てきた。

「マスターやばいぜ この世界のB級モンスター「オクトロン」が出てきたぜ」

「それってどれくらいやばいの?」

「やつは、水属性で敵の動きを吸盤で抑え、墨で攻撃してくるぞ」

俺は、放たれた墨をかわし、対抗策を考えた。

「俺の魔力でやつを倒せるのか?」

「マスターの属性の光を使ったら、倒せると思う。そのためには、頭のなかで自分の魔力のコードをイメージするんだ」

俺は、頭のなかで自分の魔力のコードである支配を思い浮かべたとき…頭のなかに言葉が横切った。

(“ライトニングショット”)

「またくるぞ!! マスター!」

「来い、トーカ刀剣モード」

オクトロンの吸盤攻撃がくる。

「光をまとえライトニングショット!」

刀剣からの眩しい光がオクトロンの体を貫く

「何なんだこの魔力これが…本当のマスターの力…」

オクトロンは、その場で息絶えてしまった。

「食べるとうまいらしいぞ」

「そうなのか! ちょうどお腹も空いたし、食べるか。」

トーカと食事をしながら、属性やコードについて色々聞いた。

「属性は、いくつあるんだ?」

「オクトロンの水属性、マスターの光属性などをあわせて七つあるな。」

「そんなにあるのかぁ」

「他に土、炎、闇、風、草がある。それらを持たない無いものは、無属性と言われる」

「コードについても教えてほしいんだが…」

「コードとは、魔法を使う時に効率よくするためのテーマみたいなものだ。しかも、人によってコードは、違うからな」

「俺のコードは、支配ということか?」

「そういうことだ」

こうして、オクトロン退治も終わり、属性やコードについてしることができた。

しばらくして、再び歩き出すと図書館へついた。

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