Last of key
きいちご
光と闇
第1話 支配と刀剣
25世紀、人間は、人工知能や機械に頼って生活を送っていた。
その中、普通の生活を送っている男子校生の佐藤 明がこの先魔王と戦うことになるとはまだ誰も知らなかった…。
「今日は、正月か… あっ!そういえばじいさんが閉まっていた刀剣ってどこにあったっけ?」
家の中にある父親のタンスの中を探す…。
「あった~!」
探していた刀剣は、柄は濃い紫色に金色に輝く宝石が埋め込まれていた。そして刃は光が反射して見えなくなるほど綺麗に研がれていた。
「これがじいさんの刀剣か~…少しぐらい触っても大丈夫だよな?」
明の脈拍は、速くなり慎重に刀剣を触った。
明が、刀剣に触れたその瞬間…。
「うわぁー!」っと明が大きな声をあげ、白い光に包まれていく。
目を開けると、そこは今まで見たこともない世界だった。そこには、今まで住んでいた機械まみれの生活とはかけ離れている世界だった。
「お~いキミ、ここら辺では見かけない顔だねぇ~そこで一体何をしているんだい?」と白ひげのおじいさんが言った。
「自分は…なぜここにいるのかわからないんです」
「そうなのか~ なら、この町にあるギルドにいってみるといい。 なにかわかるか
もしれんよ」
「わかりました。 ありがとうございます!」
おじいさんと別れて町のギルドに向かうことにした。ギルドに向かう途中、道いく人に質問をしてこの世界の情報を2つ手に入れた。
1つは、魔法がこの世界にあること。
もう1つは、7つの塔があり、その塔には、魔物が住んでいること。
町のギルドに到着をした。
「ここがギルドかいろんな人がいるんだなぁ~受付にいってみるか 」
受付にいくと若い女性がいた。
「なにかご用でもありますか?」と、とても可愛らしい笑顔で言った。
(マジ、かわいい~♪)脈拍が速くなる。
「ギルドはじめてなんですけど…なにができるか分からなくて…」
女性は優しく言った。
「ギルドは、自分の職業を決めたり、パーティーを作って2階にあるクエスト掲示板のクエストを受けたり、申し込んだりすることができるんです」
「そのぉ…ギルドに加入して職業を決めたいんですけどぉ…」 「ギルドの加入でしたらあちらの窓口で手続きをしてこちらで職業を決められます」
そう言われて手続きを済ませ、職業決めをスタートさせた。
「まず、職業は、7つあります。 1つ目は、冒険者 2つ目は、魔術師(ウィザードと呼ばれる)3つ目は、盗賊 4つ目は、商人 5つ目は、賢士 6つ目は、忍者 7つ目は、今まで誰もなっている人を見たことのない王という職業です」
「7つ目の王という職業は、なぜみんな就かないんですか?」
「みなさん魔力の量が少なく、周りを支配するほどの魔力が足りないんですよ」
魔力というものがあるのかぁ~それよりどうやって職業を決めるのか?
「自分の魔力を量って職業を決めるんですか?」
「そうですよ」
魔力を量るための装置に自分の手を置いた、その瞬間…。
「ボーン!」
魔力装置が跡形も無くなっていた。
「あなたの魔力…王の職業レベルの魔力です!」
その場に立ち合わせたギルドの人たちが一声に歓声をあげた。
「ですが、支配の力が特殊ですね…見たことありません」
その後自分の魔力にある支配の力はこの世界にやってくるきっかけになった刀剣に関係することがわかった。
ギルドの女性によると、ここから北の方角へ行ったところに大きな図書館があるというのでそこで刀剣について調べようと思い、旅に出ることを決めたのだ。
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