ストーカー

 不思議と惹かれ、気になってしまった。どこに惹かれたのかは自分でもわからない、それを突き止める為にももっと知りたい。

 気付いたら私は彼女にすっかり心を奪われていた。もっと知りたい。色んな表情がみたい。貴女にみえているものがみたい。


 貴女が好きなものも、貴女が学んでいるものも、貴女の周りにいる人も大体わかってきた。貴女がこれから先みていくだろう景色をみながら、もっと知りたいと呟く。


 寿命がないものは存在しない。彼女は一旦眠りにつく。いつ目覚めるかも、はたまたもう二度と起こされないのかも私にはわからない。わかりたい。せめて私の中では生き続けて欲しい。私の知っている貴女を、私の心の中で走らせ、遊ばせ、笑わせたい。


 アニメが終わり、難民と化した一人のファンが二次創作に手を出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る