奇跡は偶然の中の自分が必然だと思い込んだ物の事だと思うが見つけ出す術は意外とみんな持っている癖に使わない。
…ぬくもり。
そう、ぬくもり。
暖かいよね~、そーゆーアレである。
…なぜ暖かいのか、
そうだね。
彼女が俺にぴったりくっついているからね!
ぴっちりぴったりみっちり密着、布団の中に二人器用に入り込んで…うん、まあ、アレですよ、夜中にやってしまったアレのせいとか言うかソレのお陰というか…
こんな事言うと怒られそうだが我々は今すっぽんぽんである。
…ササッと服を羽織って。
そうだな、散歩でもするか。
____________________
…癒し。
そう、癒し。
心安らぐ~…そーゆーアレである。
なぜ癒されているのか、
もう言う必要ないだろう。
彼女と僕がぴったりくっついているからね!
ぴっちりぴったりみっちり密着、布団の中に二人器用に入り込んで…うん、まあ、アレですよ、夜中にやってしまったアレのせいとか言うかソレのお陰というか…
こんな事言うと怒られそうだが僕らは今すっぽんぽんである。
…ササッと服を羽織って。
そうだな、散歩でもするかな。
____________________
「あっ、グレープさんおはよう」
「おはよ~」
我々男性陣、相手の顔を見ればわかる。
(こいつヤッたな…?)
と。
ただ流石に言い出すのもアレ、かといって経緯と状況は知って置きたい所である。
だから聞く。
「昨晩は寝られたかい?」
そして答える。
「あぁ、ぐっすりさ。」
____________________
…なにもにこやかに過ごして居たのは男性陣だけではない。
レイバルとセーバル、二人火山に身を置き安らぎ楽しむ。
楽しむとは言ったが要するところの百合百合した会話ではない。どちらかというと、親しいかつての戦友とゆったり語り合う奴である
まぁ…
抱き合いはした。
抱き合うのにも色々ある。
相手のぬくもりを感じたいのか、癒されているのか、はたまた相手への好意を表現する大切なツールとして。
この場合彼女達はゆっくりと抱き合い、最大限の好意を伝えたのだ。
「最近、どう?元気してた?」
レイバルが缶コーヒーを求め自販機の前でしかめっ面をするサラリーマンのようなセリフを吐いた。
『まぁ、ぼちぼち』
セーバルのセリフも昼食時のサラリーマンのようだ。
「なんだか懐かしいね!」
声をあえて大きく出すと
『最近、サーバル落ち着いた?』
と返す。
本当の所を言うとはっちゃけたいのだが、一世代前のフレンズなのも災いして見た目と性格が釣り合わなくなる。
本当の性格で話さないようにしてはいるが狩りをするとどうも性格が出てしまう。
「私、役に立ててるのかなぁ?」
なんて言う。
セーバルは異様に反応した。
『役に立ててるに決まってる、アタリマエだよ。ワタシを助けて、パークを護って、ソレで役に立ててないわけがない。セーバル、サーバルには感謝してるよ。ヒーローだよ。』
自信が湧いてきた。
私には奇跡がついている。
ラッキーにゃんにゃんなんだから、自信持たなきゃ。
遅れてなんて無い。
____________________
オレが間違ってるのか?
間違ってるわけが無い。
人間の脳ミソって、
面倒なもんなんだな。
感情的になるのはやめた方がいいな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます