暗く濃くコクを纏う
まいった、このセルリアンのサンドスターロウの濃度が水準を軽く超えてやがるっ!!!!
「セーバル!女王!どーにか出来ない!?」
「このコ…いうこと聞かない!」
「あぁ、ワタシ達が生み出すセルリアンはワタシ達のいうことをある程度聞いてくれるが…ダメだ!意思の疎通も思考さえ覗け無い!ぶっ壊すしかないぞ!」
同類であって同類じゃない…ということか?
クソ、僕の鳥アタマじゃ何にも思い付か無いっ!
どうする!どうするんだ?答えはあるのか?
…ぶっ壊すしかないのか!
「セーバルさん!女王!もう意思の疎通は無駄です、とにかく壊す!それしか無いですよ…多分!!!!」
レイバルさんは右、僕は…
「お前だァーッ!!!!」
身を翻し空中で反転、ジェットで一気に距離を詰める!行ける!!!!
『SlaMpNum展開!!』
切れ、壊せっ、叩き込め!
「ダイビングの終点は空でも、海の底でも無いっ!…いってらっしゃい冥土。」
パッカーン!!!!
________
んみゃん…こんなの見たこと無いよ…
『Leptaclaw《レプタクロウ》展開、Clawモードに移行します!』
Leptaclawとはッ!
サーバルキャットであるレイバルが使用し易いように改良されたSlaMpNumであるッ!
Clawモード、Punchモード、Shootモードの三つを使い分け、近接攻撃をメインに相手の装甲を手数で引き剥がし切り裂き砕き吹き飛ばす!
「ぅんみゃみゃみゃみゃみゃァーッ!!!!」
ガッツン!!!!ガリガリィィ!!!!
ぼろぼろにして壊せっ!
「速さっ!強さっ!そして…」
『critical!Lag Claw!』
”差”
「ハァーッ!」
…セルリアン、あなたは今”から”召される!
…パッカカッカーン!
________
残りはおっきいの一体ね、どう対応しようか…空中で浮かびながら思考をまとめる。
「ジェーンさんはここに…何かあれば呼んで下さいね!」
了解を得て火山でドンパチやってる二人のもとへ、道中で姉さんと園長さんを逃がし加勢させて貰う!
「大丈夫ですかーッ!?」
「シキ君!いいタイミングだよ!」
「一人や二人じゃ大変だよ~…」
「装着!」
…セルリアン、黒いが…なんだろう、スライム感と言えば良いのか?アメーバか?凄く実態が把握出来ない格好だな。
粘りのある体に爪と牙に尾を携えてけものの姿を無理やり保っている。
「何これ!?攻撃したのに効いて無いし回復してるし…うみゃ!?へばりつかないでよぉぉぉぉぉ!!!!」
なんてこったい、本が薄くなりそうだなァ…じゃない!
あのセルリアン、レイバルさんのサンドスターを吸収して…
ムクムクと体をよじったと思えばセルリアンはドロドロした体を急激に冷やされた溶岩の如く体をくみ上げて行く、姿形をサーバルキャット、色を黒一色に染め上げ瞳を紅く鈍く光らせる。
「嘘ぉ!?」
「お二人は下がって下さい、ここは俺に。」
ジェーンさんを下で待たせて正解だった、避難出来るように場所を取って置いた。
さて…
「いくk…」
『対象 侵入者、撃退開始』
喋れるんかいっ!?
「じゃあ、こっちも本気出しますよ!」
『セット…サンドスターロウ!』
「…重着ッ!」
暗く濃く
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