第10話 「ダルの秘密」

リーマ「お前は…ダルの飼い主さんじゃない!」ブライ「お前…なにを言ってるんだ?飼い主でもないくせに…!」

リーマ「…ダルがそう言っていたんだ。君の飼い主さんは誰?って聞いたら…」


リーマ「キアっていう女の子だって言ったんだ!君はどう見たって男じゃないか!」

ハァ…とため息をつくブライ。

ブライ「あのなぁ…。」

(!!?)何かに驚いた様に急にブライの表情が変わりリーマに問いかける。


ブライ「…ダルの言葉が…解るのか?」

リーマ「…え?いや…そんな気がするだけ…。」

黙り込むブライ「…。」リーマ「…?」

リミア「二人とも、玄関で話すよりまず家に上がりなさい。」


ブライ「…リーマ。もう少し詳しく話をしたいんだけど…いいかな?」リーマ「え?あ…うん…。どうぞ。」



ドライブ「なに?ブライがリーマくんの家に?病院での会話が聴かれていたのか…!油断したな…。…まあいい。時を見計らいそろそろD:Rを回収してしまえ。」



リーマ「え!?君の妹!?」ブライ「…そうだ。ダルの飼い主は俺の妹、キアだ。」ダル「キョウ!キョキョウ!」

リーマ「ご、ごめんなさい!そうとは知らずに飼い主じゃないって強く当たってしまって…。」

ブライ「……いや。こちらこそすまなかった。詳しく話さずに強く言ってしまったのは俺の方だ…誤解をするのも無理はない…本当に申し訳ない…。」


ブライ「リーマのお母さん。すみませんがリーマと二人で話をさせてください。」リミア「え?」ブライ「お願いします……。」

リミア「…わかったわ。じゃあリーマ、ルイスを迎えに言ってくるわね。二人とも仲良くね。」


ブライ「ありがとうございます。」


リーマ「ブライくん…?」ブライ「…リーマ。君には話そう。ダルの秘密を…。」

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