第8話「ダル捕獲作戦」

リーマが体調を崩してから四日目。

リーマは、母のリミアと町の病院で診察を受けていた。


医師「…フム…」リミア「…どうです?先生…。」医師「…肉体的には特に以上はないようですね。…ただ、ここまで熱があって4日間冷めない熱となると体の中から込み上げて来る熱なのかもしれないですね。」


医師「…リーマくん。最近、何か動物と触れあわなかったかい?」

リーマ「友達の家の飼い猫になら5日前ぐらいに触ったかな…。」医師「…。アレルギー性の熱かもしれないね。じゃあ、熱を冷ます薬を出しておくから、毎食後と夜寝る前に飲んでくださいね。」

リーマ「ありがとうございます。」医師「とりあえず様子をみましょうか。リーマくん、無理せず、お大事にね。」


リミア「猫アレルギーかしら…?」リーマ「…たぶん…。」リミア「…だったら何で先生、アレルギー性の熱かもって言ってたのにアレルギー検査しなかったのかしら…?」

リーマ「…症状が悪化すると悪いからじゃないかな…。」リミア「…そうかしらねぇ…。」



ピリリリ…ピリリリ…。

看護師「はい、テード病院です。はい、はい…少々お待ち下さい。ウーゴ先生、お電話です。」


医師「お電話代わりました。ウーゴです。あ、ドライブさん!先日はどうも…。」


ドライブ『…どうだった…?…リーマくんは?』ウーゴ医師『やはり思った通りです。ダルを隠しているのは彼で間違いないかと…。本人は猫アレルギーと言ってたいましたが、彼の血液からはアレルギー反応は全く出ませんでしたから…。』

ドライブ『…。わかった。報告ご苦労。次の通院の時が勝負だ…。抜かるなよ。』ウーゴ医師『…了解。』

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