第4話「重い木箱」

リーマは将来の夢のついて考えながら下校の道を歩いていた…。


リーマ「将来かー…。」

リーマが道を歩いていると腰の低い老人が近づきリーマに話をかけてきた。

老人「ちょいとちょいと!そこ若いの!」

リーマ「…え?僕…?」

老人「当たり前じゃ!この道歩いておるのはワシとお前だけじゃろ。まぁ細かいことは良いわい、ちょいとこの荷物持ってくれねぇ?」

リーマ《チャラいじいちゃんだなぁ…。》「は、はい…」

リーマは小さい箱を持ってくれと頼まれた。

リーマ「!?」箱を持ったとたんリーマは驚いた。とても小さい木箱なのにとても重いのだ。

リーマ「な、何ですかこれ…!重い…!」

老人「ホー!その箱重いのか!ボウズ…、お前良いやつじゃのう!」

リーマ「はぁ!?何が…、お、重い…!」


老人「ここで良いわい!助かったわ!ありがとさん。」リーマ「ハァ、ハァ…。重かった…。」

老人「そうじゃ!その箱開けてみい!お前さんの今、欲しいものが入っとるから。」

リーマ「…え?欲しいものって…?」

その木箱は簡単に空いた。


しかしその木箱には何も入っていなかったのだ。


リーマ「どうして…!?あんなに重かったのに…!」


老人の方をみたらその老人も周りにも誰もいなかった。

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