166.危機感を覚えたので何かを書こうと思った

 こんな時間にこのエッセイを書くのは珍しいのですが、色々と妙な感覚を覚えたので何か書かなくちゃと思い書いています。

 以前から9月~11月頃のどこかで創作が全くできなくなる状態が発生するのが気にかかっていました。何かを書こうとしても進まず、新しいことを始めようにも第一歩が書けない。「季節鬱」なんて言葉もあるのですが、日照が減って来た辺りで実際私はこの状態になりやすいようで……しかし今年はこちらの地域が全くと言っていいほどに太陽が顔を出さず、「下手をするともう始まったのでは?」という疑念すら沸いています。

 とりあえず一週間ほどならまだしも長期的に続く様では危険だと判断し、今年は必至に抗ってみたいと思います。


 そんなことを考えたのも、あることに最近気が付いたため。危機感と言うよりは焦燥に近いものがあります。長編の完結作が少ないことは以前も述べましたが、実を言うと短編も異様に少ないです。いつも書いていて感じていた違和感の一つが、一話一話を書くのは楽しいのですが、その一話の最後が上手くまとまった感じがしない。タイトルが微妙に感じる。と言ったもの。

 そんなことは誰もが感じているのかもしれませんが、私自身の場合は分析してみると完結作を作った経験の不足が非常に強いのではないかとも思えてしまいます。


 だからこそ、今一度基本に立ち返る必要がないだろうか。そもそも私は基礎と言えることをして来たのだろうか。そんなことをぐるぐると考えてしまっています。

 まあ実際、私は小説の書き方やら基礎的なトレーニングやらをまったくやっていません。書き始めた当初は「もっと熟語を」「もっと地の文を」「心情描写を」「風景描写を」と自分なりの課題を見つけてそれを埋めようと書いてきてはいましたが、作品自体は未完のものばかり。小説投稿サイトで発表し、人の反応を得られるようになってようやく完結作ができ始めました。そう考えると私は本当に何も考えずに続けて来ていたんだなと思います。


 たまたまこの一週間の間に絵の練習をしていたのですが、本当に基礎の基礎からわかっていない。どこから始めればいいかわからない状態から少しだけ道が見え始めた所で「これ、小説の方にも通じるんじゃないか?」と気付いたところからこんな所まで波及してしまいました。

 どっちも創作だからこそ、基礎ができていない状態でどこへ進むかもわかっていない状態でただやり続けることがどれだけ効率の悪い成長になるか、多少できてもちゃんと勉強してきた人と比べればどれほど自分が薄っぺらいかを実感してしまいます。完全ど素人の世界へ入ったことで一度自分を見つめ直して気づくいい機会になったのではないだろうかと思います。


 とりあえず、当面は色々と書いてみます。それこそショートショートを何度も書いて構成やネタ出し、まとめ方などをもう一度勉強してみようと思います。(一応既存の連載は続けながらですが)

 基礎固めはとにかく大事です。最近そんなことを思ったので色々書き殴ってみました。まとまりのない感じになっているのは今も微妙な基礎だからだとご容赦ください。なーんてね。


 今回はこの辺で。

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