140.セカイ系アンソロへの挑戦
昨日までずっと菖蒲あやめさん主催の「セカイ系アンソロ」に寄稿する作品を書いていました。
「セカイ系」と聞くと私の場合は「最終兵器彼女」と「涼宮ハルヒの憂鬱」でしょうか。
特別な才能を持っておらず、どこまでも現実の自分たちと同じ範囲でしか動けないような、言ってしまえば普通に物語を書こうとするとモブになってしまうようなキャラクターが主人公なので、物語を書く際にはかなりの制約が付きます。
そんな主人公が、ヒロインとの出会いをきっかけに世界の謎に関わる何かに触れていく……と言えばいいのでしょうが、正直セカイ系はこれだという定義が存在していません。だからこそ「どう書けばいいのか」という難しさがずっとついて回りました。
世の中のセカイ系作品も多くを見て回りましたが、それでも今一つつかめない。唯一掴めたのは「世界」を変革できない主人公が現状を打破しようともがき、自答し、主人公自身の中で何かを変えていく……「世界」の中で立ち位置がわからなくなった「僕」が少しだけ自分の環境である「セカイ」を変えていくのがセカイ系の物語なのかなーと思いました。
「世界」を変えることはできない。それでも「世界」に満たない「セカイ」なら変えられる。そんな解釈で今回は作品を書かせていただきました。
作品タイトルは「君の声は世界を越えて」
文フリ大坂の開催日は2019年9月8日[日]とのこと。当日が楽しみです。
それにしても、いろんなジャンルを書いてみるのは勉強になります。
様々なスタイル、表現の仕方…その中で自分の色をどう出していけるのかが毎回楽しみです。
次はどんなジャンルに手を出してみようかな?
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