13.ファンタジーを書くのなら(魔法発動編)
先日のファンタジーを書くのなら(魔法体系編)がなかなか好評だったようですので、たまに色々と書いてみようかと思います。今回は魔法を使う際の効果的な演出の一つ、「発動」についてです。
ファンタジーでつきものなのが特殊な力。特に魔法は多くの作品で使われます。出来たらそれを使う際にカッコ良かったり、神秘的だったり、色んな演出を加えてみたいものですよね。
さて、この演出がまた曲者。ですが、案外色々とやり方とコツを掴めばいくつも作れるものです。少し例を挙げてみましょう。
1.詠唱で発動
魔法を使うと言えばこの詠唱。ちょっと難しめですが、上手く使えると本当にカッコいい。
大魔法を使う際の詠唱などで見られるパターンです。
「我」や「汝」など、少し難しめの言葉を使うとそれっぽくなりますね。
利点としては発動までの時間があるため、そこに空気が震えたり、風が吹き荒れたり、炎がどんどんでかくなって行ったりなど、エフェクトを仕込めるところでしょうか。欠点は同様に発動までの時間。詠唱を止められると魔法が使えなかったり中途半端な威力になったりします。
この時間をどう稼ぐのかが物語では重要になってきますね。
2.魔法名を叫んで発動
Fairy Tailの「火竜の咆哮」など使う魔法の名称を言うだけで発動するものです。ドラゴンクエストの魔法などもこれらに属しますね。
多くの魔法が登場する作品ではあまり詠唱ばかりにこだわると収拾がつかなくなるのでこういった簡潔なものの方が良い場合もあります。
利点としてはそのお手軽さ。戦闘でバンバン撃ち合えるのでテンポの速い戦いができます。欠点としては、どの魔法も同様の行動で発動してしまうので強大な魔法との差異をどうつけるかでしょうか。
3.動作・アイテムなどの媒介を使って発動
特定の動きやアイテムを使うことで発動するタイプですね。「魔法陣グルグル」のように、対応する魔法陣を描いたり、「魔法科高校の劣等生」のようにPDAで発動させるなんてものもありました。
利点は魔法の特異性を際立たせることができる点、言葉を使わない所に味があるともいえるでしょう。欠点はその行動を行うorそのアイテムが無ければ使用できなくなる点。書く技術の面で言えば、その動きをどう表現できるかが重要になってくるでしょうね。
やはりこの中では詠唱が一番需要が高いでしょうか。次回はその辺をもう少し詰めてみるのもいいかもしれませんね。
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