11.作家の対人スキルの必要性

 連日皆様にお読みいただき、応援していただいたおかげで、週間ランキングトップになってしまいました(汗)

 まさかの事態に驚きを隠せません。交流のある作家さんも読みに来ていただけているようで、喜ばしい限りです。


 さて、今回は作家の対人スキルについて。仮に貴方が小説家を目指すのであれば、実は対人スキルがかなり重要なものになってきます。


「小説は一人で書くものなのに対人スキルなんて必要かな?」


 そう思う人もいるかもしれませんね。少し、私の例を提示したいと思います。

 昨年十二月、夏に書いた「初めてのラブレター」が『恋テロ 真夜中に読みたい20人のトキメク物語』に収録されて出版されました。

 この元となった「富士見L文庫×カクヨム 美味しい話&恋の話 短編小説コンテスト」において、受賞したとカクヨムから通知が届き、嬉しさで舞い上がったと同時に少し困ったことになりました。


 、と。


 基本的に人と直接会って行う仕事のため、事務的なメールをやり取りした経験も浅く、このような際の担当とのやり取りをどのように行えばよいのかを私は知りませんでした。


 失礼のないように言葉を選んで喜びを表現し、それと同時にこれから校正でお世話になることなど、丁寧に文章を考えました。

 そして校正が始まり、何度も文面について話し合いをさせていただきました。そこで気を付けたのはやはり言葉遣い。思うのは「失礼はなかったか」「意図を正確に伝えられていたか」そんなことばかり。もし、単独で出版することになったらもっと深く、詰めた話を長い間続けるのでしょうね……。

 ちょっと対人スキルとは違うところがあるかもしれませんが、卒なく人とやり取りできることは必要な能力なのだなあと実感しました。


 他にも、投稿小説サイトで活動していれば多くの作品を読むことになり、そこに感想やレビュー、コメントを書き込むことだってあります。逆に作品に評価をいただいた時にお礼を言うことだってあります。やらない作家さんもいるようですが、それも一つのやり方なので是非を問うつもりはありません。ですが、そういった行動の一つ一つが自分の立場や存在感を変えていくのも確かなことです。


 また、作家同士の交流も、大きく影響を与えてくれます。自分にはないものを持っている方々の作品や考えに触れ、自分の力にできることは大いに素晴らしいものです。(ただ遊んでいるだけの時もありますが)


 作家同士の交流についてはまた別の機会にでもお話ししたいと思います。

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